公開日:2023.06.04
新車を少しでも安くする方法は?
ロシア・ウクライナ戦争などの影響を受け、新車や中古車の価格が高騰し、購入することができたとしても、納期が1年待ちになってしまう車種も出てくるなど、日本国内において自動車を購入する際には、さまざまな混乱が生じています。
そんな最中ではありますが、新車を購入するときに、少しでも安価に購入できる方法がないことはありません。これからご紹介するポイントを踏まえて、みなさんも新車購入の作戦を立てていただきたいと思います。
1. なぜ今、新車が高い?
そもそも、令和5年の日本国内において、なぜここまで自動車の価格が高騰しているのか、ポイントを絞って解説します
(1) ロシアとウクライナの戦争の影響
ウクライナとロシアの戦争は、日本の自動車市場に大きな影響を与えています。自動車業界にとっては、ロシアとの貿易やビジネス関係が影響を受ける可能性があり、日本とロシアとの関係が悪化すると、自動車メーカーの生産や供給チェーンに問題が生じ、それが新車の価格に反映される可能性があります。
そもそも、自動車の生産には多くの原材料が必要です。ウクライナ紛争が広がると、原材料の供給に支障が生じる可能性があります。例えば、ウクライナや周辺地域からの鉄鋼や金属の供給が制限されたり、物流に遅延が生じたりすることがあります。これにより、原材料の調達コストが上昇し、新車の価格に影響を与えることがあります。
また、ウクライナ紛争による地政学的なリスクが高まると、関連する通貨(ウクライナやロシア、EUなどの通貨)の価値が変動する可能性があります。特に、自動車メーカーがウクライナやその周辺地域での生産活動やビジネスを行っている場合、為替レートの変動によって原材料や労働力のコストが上昇し、新車の価格に反映されることがあります。
(2) 中国のコロナの影響
コロナ禍により、中国の自動車メーカーや部品サプライヤーの生産活動や物流が一時的に停止したり遅延したりすることがありました。もともと中国は世界的な自動車産業の中心地であり、多くのメーカーが部品を中国から調達しています。そのため、中国の生産活動に影響があると、供給チェーンに遅れや混乱が生じ、新車の供給量が減少する可能性があります。供給量の減少は需要とのバランスを崩し、新車の価格上昇の要因となる場合があります。
(3) 工場の人員不足
自動車業界は他の産業と同様に、優れた技術やスキルを持つ労働者を求めて競争しています。実際に他の業界との間で人材の引き抜きが起こり、自動車工場における人手不足が生じているのです。人件費のコストが上がれば、当然ですが自動車の販売価格に影響を与えます。
また、自動車の製造プロセスは高度化しており、機械やロボット技術の導入、電子制御システムの開発などが進んでいます。これに伴い、従来の労働者の技術や専門知識だけでは対応できない場合があります。新たなスキルや知識を持つ労働者の需要が高まるため、適切な人材を確保するのが難しくなることも原因として考えられます。
2. 新車を少しでも安くする方法
日本国内において、新車を少しでも安く買おうとするには、さまざまなハードルが生じている…そのことを理解しつつ、それでも「新車を少しでも安く購入する」ための方法はないのか…その答えを、いくつかご紹介します。
(1) オプション品をできる限り取り除く
カーナビやドライブレコーダー、その他アクセサリー類など車両のオプションや仕様を見直すことで、価格を下げることができる場合があります。必要な機能や装備のみに絞り込み、不要なオプションを省くことで、価格を抑えることができます。
(2) 後付けできるものはできる限り後で購入する
オプションを後から購入すると、メーカーやディーラーが特別なキャンペーンやセールを実施している時期を狙って購入することができます。これにより、割引価格や追加特典を受けることができます。また、新車を購入する前に、実際に車を使ってみることで、どのオプションが本当に必要かを確認することができます。車の使用感や必要な機能が明確になった後で、必要なオプションを選ぶことにより、無駄な出費を避けることができます。
(3) 下取り車を絶対につける
販売店は、下取り車を中古車市場で売却することで収益を得ます。下取り車が人気のあるモデルや状態が良い場合、販売店はそれを有効に活用し、中古車市場での販売価格を上げることができます。その結果、販売店は新車の価格を下げても利益を確保できるため、新車の価格が安くなることがあります。
(4) 購入予定の1年前から交渉する
自動車ディーラーや販売業者との交渉に積極的に取り組むことが重要です。価格交渉に前向きに臨み、競合他社の価格や特典を比較することで、より良い価格を引き出すことができます。実際に、複数のディーラーや販売業者を訪れ、価格や特典、サービスの比較を行います。競争の激しい市場では、ディーラー間で価格競争が行われることがあります。複数のオプションを比較し、最も競争力のある価格を見つけることが重要です。これらの行動を起こすタイミングとしては、1年前からがベストです。その方が確実に納期に間に合う形で新車を購入できるからです。
(5) 車種を厳選する
車のモデルチェンジが近づくと、旧モデルの在庫を処分するために割引やキャンペーンが行われることがあります。新しいモデルを求めるのではなく、前のモデルを選ぶことで価格を下げることができます。特に自動車業界では、旧モデルに「特別仕様車」を設定して在庫の処分を図るなど、定期的にセールやキャンペーンが行われることがあります。これらの期間に購入すれば、割引や特典を受けることも可能です。
3. 見積書のこの部分をチェック!
新車を購入する際には、当然「見積書」をもらい、内容を比較して必要な部分を見定め、購入することが欠かせません。そんな見積書の中で、必ずチェックしたいポイントをご紹介します。
(1)「手数料」はセールスマン次第でカットできる
手数料は購入価格に加算される費用で、事務手続きの代行などの手間賃も加味されている場合があります。見積書に明確に表示されている手数料を把握することで、異なるディーラーや販売業者の見積書を比較することができます。手数料が高い場合、同じ車種や仕様でも総合的な価格が高くなる可能性があります。透明性のある見積書を選ぶことで、よりコスト効果の高い選択が可能です。
見積書に含まれる手数料の中には、実際に必要のない手数料もあります。例えば、希望制ナンバープレートの取得手数料や、自動車税関連の事務手続き代行手数料が含まれていることがあります。これらの手数料は交渉によって削減または除去することができる場合があります。
(2)「処分費」は自分で行えば不要
処分費とは、新車を購入した際に、以前の車両を手放す際にかかる費用です。見積書に明確に表示されている処分費を把握することで、異なるディーラーや販売業者の見積書を比較することができます。処分費が高い場合、総合的な価格が高くなる可能性があります。透明性のある見積書を選ぶことで、よりコスト効果の高い選択が可能です。
車両を手放す際には、処分費の他に「車両の下取り」を選択することもできます。見積書に含まれる処分費を把握することで、下取りの際の金額との比較を行うことができます。下取りの場合、販売業者が車両を引き取ってくれるため、手続きや費用を自分で負担する必要がありません。処分費と下取りの価格差を比較することで、最終的な取引の選択肢を検討することができます。
(1)あらゆる「入会特典」を見逃すな
自動車メーカーや販売店は、会員登録を通じて顧客に特典や割引を提供することがあります。会員特典として、新車購入時に割引や追加オプションの無料提供、メンテナンスサービスの優遇などが受けられる場合があります。これにより、新車の購入価格を割引したり、オイル交換費用の値引きなど、付加価値の高いサービスを受けたりすることができます。
また、会員登録をすると、自動車メーカーや販売店からのサポートやアフターサービスを受けることができます。例えば、保証期間の延長や優先修理サービス、定期点検やメンテナンスの優遇などが提供されることがあります。これにより、車の維持管理やトラブル時の対応がスムーズに行われるため、ユーザーとして安心感や利便性が向上します。
4. 新車を少しでも安くする方法のまとめ
新車を少しでも安価に購入するには、まず「ディーラー間の価格競争を活用する」ことです。複数のディーラーや販売業者から見積もりを取得し、価格を競争させることで、最良のオファーを選ぶことができます。競争が活発な場合、ディーラー間での価格差が生まれることがあります。
その他、オプションやアクセサリーを見直し、必要なものとそうでないものを見極め、不要なものは省くことで価格を抑えることも可能です。さらには、モデルチェンジやモデル末期の車を選ぶことで、旧モデルの在庫を処分するために割引やキャンペーンが行われることがあります。新しいモデルを求めるのではなく、前のモデルを選ぶことで価格を下げることも視野に入れるのがおすすめです。
また、新車の購入時にはローンを組む人もいると思いますが、複数の金融機関やディーラーの提供するファイナンスプランを比較し、金利や手数料などの条件を確認することで、総支払額を抑得ることもできます。ディーラーによっては、ローン金利の優遇はもちろん、アクセサリーの無料追加などで「実質値引き」を提案してくる会社もあるので、その点にも注目してみましょう。
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