公開日:2022.08.28 最終更新日:2024.06.06
愛車を少しでも高く買い取ってもらうには?
愛車を売却するとき、少しでも高く売りたいと考えない人はいないでしょう。特に最近は「残価設定プラン」など新しい自動車の販売方法が生まれていることもあり、1回車検を通すか通さないかのタイミングで愛車を手放す人も増えています。
また、昨今の物価上昇に伴って自動車の新車価格はもちろんですが、維持に必要なガソリン代の高騰も拍車をかけ、なかなか新車を買うことができない人たちが、中古車をあえて買い求める傾向も高くなっています。
一方で、免許を取りたての人や、就職して社会に出る若者の通勤の足として、最初は中古車で車の運転に慣れてから新車を買う、と言う傾向も根強く残っています。このように、自動車販売を取り巻く環境は徐々に「中古車をあえて購入する」人が増えている状況ですから、むしろ愛車を高く売るチャンスが高まっていると考えてもいいでしょう。
今回は、そんなみなさんに向けて「愛車を少しでも高く買い取ってもらう」ためにぜひ知っておいて欲しいポイントについて、詳しくご紹介します。
1. 中古車の価格が上がっている令和の時代
2022年4月の実績によると、国内で売買された中古車の平均価格が、初めて100万円を超えたそうで、史上初の価格と言うことで大手自動車業界が「これでは新車が売れない」と危機感を抱いているようです。
ここまで中古車が高騰した理由はいくつかあるのですが、コロナ禍による生産の滞りと部品供給等に係る物流の滞りが生まれ、新車の納入までに時間がかかるようになったことで、速やかに自動車を手に入れたい消費者があえて中古車を選んだという状況があります。実際、多くのユーザーが納車まで待ちきれず、高年式であまり距離を走っていない良質な中古車をあえて購入するようになったのです。
そして、ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う経済制裁の影響が、さらに事態を深刻にしています。経済制裁が影響して、自動車生産に必要な電子部品の世界的な供給減を引き起こし、日本国内において新車の生産が滞る事態に陥ったこともありました。新車を手に入れたくても何カ月も待たされてしまう、それも納期がどんどん延期する事態にだってなっている…このような状況が続けば、確実に実車を手に入れることができる中古車の人気が高まるのも仕方がないことです。
2. 愛車を売却する方法
では、ここからは愛車を売却する方法について詳しく解説します。車を売るなら~と、宣伝をしている買い取り店なども多数ありますが、これらの買い取り店以外にも愛車を売却する方法はいくつでもあります。
(1) 中古車買い取り店で査定してもらう
「ビックモーター」「ガリバー」など、CMをガンガン流しているのが中古車専門の買い取り店です。もちろん、これらの業者以外にも個人営業の中古車買い取り店もありますし、トヨタやホンダ、日産などは中古車専門の販売チャンネルを有しています。
当然、車のことについては整備士が店舗にいるので、細かく査定をしてくれ、市場の人気なども踏まえた査定を行ってくれますが、細かい傷などのチェックもその分シビアなので、あまりにも傷の多い自動車は買い取り額がかなり減額される場合もあります。
(2) リサイクルショップで査定してもらう
リサイクルショップの中には、自動車の買い取りを行っている店舗もあります。あくまで市場の人気をチェックし、動作確認や傷の有無を確認することで査定を行います。一方で、整備状況の確認など細かなチェックは行いませんので、少し傷が入っていることとか、内装に汚れがあることなどを見逃してもらえるのでは…と思う人もいるでしょう。でも、相手はリサイクルショップの目利きに優れたスタッフですから、少しでも高く売れるだけの価値があるかを徹底的に確認しますので、査定額が高くなるだろうと安易に考えるのは少々危険です。
(3) 自身でオークションに出品する
中古車市場には、オークション形式で中古車を売買できる場所が日本全国にあり、それらに参加するには自動車販売店など「業界関係者」でなければ参加できないのが一般的でした。
ですが最近は、個人でオートオークションを利用して車を出品し、少しでも高い売却金額を得る仕組みが生まれています。その仕組みとは、個人がオークション代行業者に依頼して「業界関係者」が自身の代わりにオークションで愛車を販売してもらう方法です。
オークション代行業者は、出品手数料や手続き費用を受け取り、オートオークションへの出品に関わる手続きを車の所有者に変わってすべて代行してくれます。また、中古車販売店のように在庫マージンを取ることがないので、一般的な中古車買い取り業者の査定よりも高い価格で売却することが出来る場合もあるようです。市場では人気のなさそうな車種でも、代行業者のテクニック次第では、オークションで注目を集めることができ、予想以上に高く愛車を売却できるチャンスもあります。
(4) 新車買い取り時に下取りしてもらう
定番の方法ですが、自身が新車を購入するときなどに「下取り車」として、その分新車の販売価格を減額してもらう方法です。自動車販売店では「値引きして」と言ってもなかなか首を縦に振ってくれませんが、その他の部分…例えば、カーアクセサリーをおまけすることや、下取り車の価格を高く設定して「実質値引き」で対応することも多いのです
3. 愛車を高く売却するには?
それでは、実際に愛車の買い取り査定を受けることを想定して、どのように「価値のある車」に見せることができるかを、詳しくご紹介します。これからご紹介するポイントは、特に愛車の買い取り査定額にいい影響を与えるポイントなので、ぜひ参考になさってください。
(1) 車内やボディの清掃を徹底的に行う
車の外観は、ボディ洗車やコーティング施工を行っておけば、比較的きれいに見えますが、これは誰でも行える対策なので、さっそく行って欲しいです。泥や油を伴う汚れは、ボディの塗装面を劣化させるため、塗装の劣化を引き起こし、査定額が下がる可能性があります。実際、塗装面の汚れを放置したことで、洗車をしてもとれないシミが残ったり、塗装が剥げてしまい、そこからサビが広がったりすることもあるので、日ごろからボディの清掃はしっかりと行って欲しいです。なかなか掃除をする暇がない人でも、コーティングをしておくと、汚れがつきにくくなります。
あと、車内で問題なのは「臭い」です。例えば、喫煙者の場合はタバコのヤニなどのにおいがなかなか取れないので、嫌煙家に見向きもしてもらえません。このように、車の臭いは査定額に影響するため、日ごろから対策をしておきましょう。たばこ、飲食物、ペット臭などが「嫌な臭いの原因」となりますが、いくらファブリーズをしても根本的に消えない臭いもあるので、日ごろから清潔に使うと言うことも必要です。中古車として売却する前には、車内クリーニングを行ってみるのも手の1つです。
(2) 走行キロができる限り短いうちに売る
走行距離が短ければ短いほど、買い手は付きやすくなります。とはいっても、オイル交換を全くしていない車と、ある程度走行キロは経過しているものの、オイル交換などを適切に行っている場合は、後者の方が程度のいい車と言えます。いずれにせよ、行うべきメンテナンスは定期的にきっちり行っておきましょう。
(3) 人気のあるうちに売る
中古車市場によっては、人気の車種が当然あります。最近では「ハイゼット」「アトレー」など、軽貨物車の人気が高まっていますが、これはアウトドアを楽しみたい人がこぞって購入しているのと、車中泊ブームの中でフラットな状態を作りやすい軽貨物車の人気が高まっているようです。
このような例があるように、発売されてなかなか新車の購入まで時間がかかるような車種…例えばスズキ「ジムニー」などの人気車も、中古車市場ではかなりの高額査定をしてもらえるようなので、市場の状況も踏まえて人気のあるうちに売却してしまいましょう。
(4) 中古車市場が盛り上がる時期に売る
新入社員が通勤のために車を購入する2月から3月にかけてなど、中古車市場には季節的に盛り上がってくる時期が必ずあります。9月から10月も同様に盛り上がってくる時期の1つで、上半期の決算セールで新車を購入した人が増加し、下取り車として小売店が引き取った自家用車が中古車市場に放出される時期となっています。このような時期を踏まえて、中古車の売却を検討するのもおススメです。
(5) 複数の買い取り専門店で査定してもらう
中古車の買い取り査定を受けるときには、単独の店舗だけでなく、複数の買取店で査定をしてもらって、最も高い金額で査定してくれた店舗に売却するとよいでしょう。1社だけで査定をしても、その査定額が市場の相場通りなのかがわからないですが、複数の店舗で査定してもらうことにより、相場も確認できますし、場合によっては高値で買い取ってもらえるように競争できる可能性があります。
(6) 純正パーツに換装する
スポーツカータイプの乗用車であれば、エアロパーツなどの社外パーツが多く発売されており、中には社外パーツに換装している乗用車もあるでしょう。
もし、それらの自動車を売却する場合は、純正パーツに換装しなおして査定を受ける方が高額で査定してもらえる場合があります。実際、社外パーツより純正パーツを好む人が多いことや、純正パーツでパーツ類をすべて揃えると見た目がスタイリッシュに仕上がること、車検を確実に通すために基準を満たす純正パーツを要する場合などがあるので、もし純正パーツを取り外している場合は、査定を受ける前に純正パーツに再換装しましょう。
4.廃車や事故車でも売れるのか?
世の中には、事故を起こしてしまって修復歴のある「事故車」や、自走困難な「廃車」もあります。
事故車の場合、軽く修理すれば十分に乗れるレベルならば、事故車といってもそれほど大きな金額を引かれることはないでしょう。ただし、事故車と言うだけでどうしても査定額は通常の買い取り価格より低くなることは仕方がないところです。
一方、かろうじて走れる程度の事故車や、自走できない事故車になってくると、自動車としての買い取りと言うよりは「部品取り」「鉄くず」としての価値で買い取ってもらえる程度にしかなりません。ただし、中古車市場で価値のあるようなレアな自動車であれば、その限りではありません。
5. 愛車を高く買い取ってくれるまとめ
愛車を少しでも高く買い取ってもらいたい…令和の世の中になって、ロシア情勢などの影響によって愛車を高く売りやすい環境になっていることは、ご理解いただけたでしょうか。
今後もこの状況が続くのかどうかは不透明ですが、もうしばらくはこの状況が続くと思われますので、もしあなたが愛車の売却を考えているならば、今の時期を活かさない手はないと思います。もちろん、少しでも高い金額で買い取ってもらいたい場合は、今からでも愛車を丁寧に使用したり、ボディのコーティングを行うなど、将来的な売却に備えておくことをおすすめします。
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