公開日：2022.12.02
大型家具の配送方法はどうすればよい？
コロナ禍の影響もあって、「家の片付け」に精を出す人が増えた２０２２年。いろいろ小物を片付けたり、不用品をリサイクルショップに売りに出したりと、その片付けの内容は人それぞれ異なりますが、どんな人でも片付けの際に直面するのが「大型家具」の扱いです。
大型家具は、その名の通り大型…成人男性の身長よりも高く、その分重さも幅もあるので、決して１人で移動させることはできません…今回は、そんな大型家具の配送方法について、メジャーなものからあまり知られていない方法まで詳しく解説します。
1.大型家具を配送するのは素人では困難！
ネット上にはさまざまなコツが掲載されていて、それらを読むと自分だけでも大型家具を移動させることができそうに思えますが、「家具と床のスキマに段ボールや毛布を差し込む」などの方法は、そもそも１人では家具と床の間に隙間を作ることもできないわけで、簡単とはいいがたいものです。
そもそも、移動はできても大型家具の配送まではたどり着くことはできません。素人が大型家具を扱うことはそもそも難しいので、プロの手にお任せするのも方法の１つだと心得ておいた方がよさそうです。
2.大型家具配送サービスの種類と特徴
では、ここからは大型家具を取り扱う「プロ」のみなさんの力を借りることを前提に記事を書き進めます。実際、市中にはどのような大型家具配送サービスがあり、メリットやデメリットがあるのかどうか、詳しく解説します。
（１）宅配業者・運送業者の大型家具配送サービス
大型家具の配送は基本的に、各業者の「大型荷物に対応したプラン」を利用するのが基本です。業者ごとにいろいろ色々なプランがあるので選ぶのが大変ですが、そもそも大型家具の配送では「どんな目的で」「どれくらいの大きさの家具を」「いくつ運ぶか」によって、選ぶべき業者やプランが変わります。
ヤマトホームコンビニエンス・西濃運輸・福山通運など全国展開している宅配業者や運送業者は専門プランを持っているので、事前に現物を見てもらって見積もりを出してもらい、制式に依頼すると金額の目安もわかっていいでしょう。これらの業者の専用プランは、荷物単位で配送料が加算されるケースが多いため、配送数が少ない場合にお得になることもありますし、業者が全国展開しているので遠距離輸送でも容易に対応してくれるのもメリットです。特に少数（２個程度）の大型家具を配送したいときや、配送先が遠いとき、その他アンティーク家具や巨大な家具ではないときには業者にお任せするのもよいでしょう。
（２）地域の運送業者の大型家具配送サービス
一方、運送業者には県単位や地方単位で営業しているローカルな運送業者も存在します。基本的に引っ越しプランを持っている運送業者であれば大型家具の配送も請け負ってくれると考えてもらって結構です。大手よりもサービスが柔軟なので、料金は控えめなケースが多い場合もあるのは依頼する側としては大きなメリットと言えます。業者によっては、急な依頼にも対応してもらえることもあるので、メルカリなどのオークションで落札された家具を運んでもらう時や、近距離の移動の場合には地域の運送業者に配送を依頼するのもよいでしょう。
（３）引っ越し業者の大型家具配送サービス
引っ越し業者に依頼する場合、大型荷物専門パックやエコノミーパックなど、引っ越し荷物の移動向けにさまざまなプランを持っているので、合致するプランがあれば費用を抑えて大型家具を配送することができます。
引っ越し業者に依頼すれば、梱包や積み出しなどの作業を安心して依頼できますし、例えば価値のある家具の場合は丁寧に運んでもらえる引っ越し業者に依頼するのがおすすめです。また、宅配業者では運べないサイズの大型家具の場合、引っ越し業者であれば請け負ってもらえるケースもあるでしょう。
3.大型家具配送の手間を軽減するには？
でも、これから紹介するサービスなどを検討してみると、意外と安価に大型家具の配送が可能になる場合もあるかもしれません。
（１）引き取りサービスを利用する
あなたが、大型家具をとにかく処分したいと考えているなら、リサイクルショップなどが提供している引き取りサービスを利用するのもよいでしょう。家具の種類やサイズにもよりますが、リサイクルショップでは不要になった家具を買い取ってもらうことができます、出張査定サービスを提供している店舗も多数存在しています。そもそも大型家具の中には、リサイクルして活用できる場合もあれば、アンティークな家具であったために持ち主が予想していなかった値段で買い取ってもらうことができる家具もあります。
最近のリサイクルショップでは、自宅まで家具を引き取りに来てくれる「出張買い取り」をしてくれる店舗があり、自宅においてある大型家具を査定してくれ、買い取ってもらえた場合にはショップのスタッフが搬出してくれるので、労力を気にせず家具を処分することができ、使わなくなった家具をお金に変えることができるので一石二鳥と言えます。
（２）可能な限り解体する
大型家具を自力で解体し、自治体のごみ収集サービスに出せるぐらいにまで細分化する方法もあります。自治体では粗大ごみの回収を行っているところが大半ですが、その基準は自治体によって異なります。最近ではその寸法に応じて金額を定め、所定の場所においておくか、指定された日時に自宅の前においておけば、回収を行ってくれる場合もあります。
一般的には、事前に海流料金に準じた専用のシールを購入し、それを家具類などの粗大ごみに貼付してから所定の場所に運び出す方法となります。ただし、自治体によってサービスの提供内容や金額の差異があるので、事前に住んでいる自治体の粗大ごみ回収サービスについて確認しておかれることをお勧めします。
4.メルカリは大型家具の取引に向いている？
なんでもかんでも気軽に売ることができるサービス「メルカリ」は、売れた商品の配送方法も複数提供してくれており、なんと大型家具などの荷物にも対応してくれるサービスを提供しています。メルカリに限らず、利用しているフリマアプリの配送サービスを確認し、選択肢の中に大型荷物対応のサービスがあれば、それを選ぶだけでＯＫです。
メルカリの場合は、大型家具配送に対応した「梱包・発送たのメル便」というサービスがあります。ヤマトホームコンビニエンスとの共同配送サービスなので、冷蔵庫やタンスといった大型家財の梱包から発送まで一括して依頼することができ、商品金額の調整も送料踏まえて自動計算されるため、売り手は難しい作業や計算をすることなく、回収日を待つだけでいい大変便利なサービスです。また、メルカリの特徴である匿名配送もそのまま対応しているので、自分も相手もお互いに個人情報を明かすことなく取引が完結するのも特徴です。
なお、このサービスで対応できる荷物は最大で４５０ｃｍ（カウチソファ程度の長さ）となっています。気になる場合はあらかじめ家具の寸法などを確認し、メルカリのお問い合わせフォームから照会してみましょう。
5.大型家具の処分と売却、どっちが得？
もし、売却までには至らなかった場合でも、リサイクルショップによっては処分の提案をしてくれる場合があります。処分費用は有料となる場合がありますが、自治体の粗大ごみ回収サービスの利用料よりは高額になります…でも、家具の移動や解体など処分に係る作業を一括して業者側で行ってくれるので、利用しない手はないと思います。処分をすべきかどうかを家具の価値によって判断したい人もいるでしょうが、その場合でもリサイクルショップのスタッフの目は肥えているので、その専門的な見地を踏まえても相談してみることは問題ないのではないでしょうか。
6.大型家具の配送方法まとめ
さまざまな業者が大型家具の配送を請け負ってくれることは、今までの記事内容でご理解をいただけたとも思います。一言でいえば「プロにお任せするのが一番」ではありますが、お願いする方法やお願いする業者によっては金額やサービスに差異があるので、あらかじめ確認されることをお勧めします。特に料金は、業者によって異なりますので、なるべく安くて信頼できる業者に依頼することを目指しましょう。そのためには、複数の運送業者を比較してみる「見積」を取ることがおすすめです。あわせてネット上の口コミなども確認し、信頼が置けかつ実績がある業者に依頼されることをお勧めします。
ウェブサイトの中には地域の運送業者のサービスを比較できる「ミツモア」のような比較サイトもたくさんあるので、業者の情報を得るために活用してみてはいかがでしょうか。複数の配送業者から提案をもらえますし、実際の金額を比較できるので、頼む側も安心して検討ができると思います。
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