公開日:2023.06.04 最終更新日:2023.06.05

食費の節約にも?「釣り」を始めるには?

コロナ禍の中でも根強い人気を集めた趣味と言えば「釣り」ではないでしょうか。屋外での活動であり、もともとお互いの間隔を保ちながら楽しむ趣味であったため、コロナ禍が終わったあとでも、多くの愛好者が活動しています。魚が釣れたら、食費の節約にもつながる「釣り」…その魅力と、注意すべき事柄について、詳しく紹介します。

1. 今なぜ「釣り」がブームになっているのか

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釣りが最も人々を引き付けるのは、アウトドア要素が高いからです。もともと海や川・湖沼で行う釣りは、自然とのつながりを深めることができます。都会の喧騒から離れて、美しい湖や川、海で静かに時間を過ごすことができるので、自然療法としての魅力を持っています。特に、現代の生活は忙しくストレスがたまりがちですが、釣りはリラックス効果があります。釣りをすることで心を落ち着かせ、リフレッシュすることができるため、ストレス解消やメンタルヘルスのケアに役立つとされています。

また、釣りはInstagramやYouTubeなどのソーシャルメディア上で注目を集めています。釣り愛好者が自分の釣果や釣りの技術を投稿し、共有することで、他の人々に影響を与える場面が増えていたり、SNSでは釣り関連のコミュニティや情報共有の場がオンライン上で形成されており、釣りに興味を持つ人々が交流しやすくなっているのも、ブームをけん引している要因と思われます。

2.  釣りのメリット

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では、ここからは釣りのメリットについて、いくつかご紹介しましょう。

(1)自然の中で心が落ち着く

釣りは静かで穏やかな環境で行われることが多く、自然の中での時間を過ごすことにより、心身のリラックスやストレス解消に役立ちます。釣りの行為そのものが瞑想のような状態を生み出し、日常の煩わしさから離れることができます。

(2)子どもたちと一緒に楽しめる

釣りは個人で楽しむこともできますが、仲間や家族と一緒に釣行することもあります。釣りのイベントや釣り愛好者のコミュニティに参加することで、新しい友人や釣りの知識を共有できる機会が広がります。また、釣りは多くの人々が共通の趣味として楽しむことができるため、交流の場としても機能します。もちろん、安全な場所であれば、子どもと一緒に楽しむ共通の趣味として、末永く取り組むこともできます。

(3)食材を入手できる

釣りを始めるために必要な基本的な道具は、釣り竿、リール、釣り糸、針、ルアーまたはエサなどです。これらの道具は多くのスポーツ用品店や釣具店、ホームセンターや100円ショップで手に入れることができ、比較的低価格で購入することができます。

また釣りは、一部の例外を除き、一般的に公共の釣り場や漁港、川岸、湖畔などで行われます。これらの釣り場は一般に無料または低価格の入場料で済むため、特別な入場料や許可証が必要な場所も限られており、安価に始めやすい環境が整っています。

3.  釣りを始めるために必要な道具とは

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釣りを始めようと思っても、どんな道具が必要なのかわかりにくいと思っている人も多いでしょう。この章では、釣りを始めるために必要な道具についてご紹介します。

(1)釣り竿

釣り竿は「ロッド」とも呼ばれ、釣りの基本となる道具です。さまざまな種類がありますが、初心者には比較的短めで扱いやすいスピニングロッドがおすすめです。また、釣り竿に取り付けるリールは釣り糸を巻き取るために必要で、投げ釣りには必要なものです。リールは、スピニングリールやベイトキャスティングリールが一般的で、特に初心者にはスピニングリールがおすすめです。

(2)仕掛け

釣り糸は釣り竿とリールをつなぐ役割を果たします。強度や耐久性、釣りのスタイルに応じて適切な釣り糸を選びましょう。そして、フック(針)は魚を釣るために使用する針で、そのサイズや形状にはさまざまな種類がありますので、釣る魚の種類やサイズに応じて適切なフックを選びます。

また、ルアーは釣りをする際に魚を誘引するための人工的な餌であり、魚の種類によってはルアーの方が釣りやすい場合もあります。一般的に釣りの際のエサは、生餌や人工的な餌を使用します。釣る魚の好みや狙う魚種によって適切なルアーやエサを選びましょう。

(3)ライフジャケット

ボートやカヌーを使用して釣りをする場合は、万が一の事故や転覆に備えてライフジャケットを着用することが重要です。もともと水の上での活動は予期せぬ事態が発生する可能性があるため、ライフジャケットは安全を担保するためのマストアイテムで氏。

また、船に乗らず、川や湖、海岸などの水辺で釣りを行う場合も、水深が深く、特に波や流れのある場所ではライフジャケットを着用することを推奨します。なぜなら、急な河川の増水などの予測できない状況や転倒などによって溺れるリスクがあるからです。

(4)クーラーボックス

釣った魚を新鮮な状態で保つために、クーラーボックスは必要不可欠です。クーラーボックスは断熱性があり、内部の温度を一定に保つことができるアイテムですが、氷や冷凍パックを入れることで、魚を新鮮な状態で運ぶことができます。また、釣り中に飲食物や飲み物を持ち込む場合、クーラーボックスはそれらを保冷するためにも使用できます。暑い季節や長時間の釣りの場合、クーラーボックスは飲み物や食べ物を快適な温度で保ってくれますし、釣った魚の鮮度を保つためにも役立ちます。

4.  釣りを始める際の注意

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これから、釣りを始めようかと考えている人もいると思いますが、そんなみなさん向けに、ぜひ知っておいて欲しい情報をいくつかご紹介します。

(1)転落に注意しよう

釣り場や岸辺を選ぶ際には、安定した足場を選ぶことが重要です。滑りやすい場所や急な斜面、岩や滝つぼの周辺など、危険な場所に近づかないようにしましょう。特に、岩や礒、湿った草地、泥地などは非常に滑りやすい場所です。特に波打ち際の磯や、川岸や湖畔では、泥や藻などが付着していることがありますので、注意が必要です。

(2)天候の急変に注意しよう

釣りに出かける前に、予定地の天気予報を確認しましょう。特に突発的な悪天候や大雨、風速の増加などの情報を把握することは重要です。特に「雷雨」や「強風」は、釣り中に急激に発生することがあります。これらの天候条件下での釣りは危険ですので、釣り場からの避難を優先しましょう。雷雨が近づいている場合は速やかに釣り場を離れ、安全な場所へ移動しましょう。持っている釣り竿の材質により、落雷しやすい状況になっているので、速やかに車内や高い木の下など、安全な場所への移動をおすすめします。

(3)仕掛けなどゴミを放置しないこと

釣り場には必要最低限の物を持ち込むようにしましょう。飲食物や飲み物を持ち込む場合は、使い終わった容器や包装材、空き缶、プラスチック容器などを持ち帰りましょう。釣り場に設置されたごみ箱を利用し、ごみを適切に分別して捨てましょう。一般ごみ、プラスチック、缶、ペットボトルなど、地域のルールに従って分別することが重要です。

特に、不要となった仕掛け類を放置すると、地元の方々がケガをしたり、魚や鳥類がケガをしたりする場合もあり、頻繁になるとせっかくの釣り場が使用禁止になることもあるので、マナーとして必ず仕掛け類は自身で持ち帰り処分しましょう。

(4)危険な箇所に立ち入らない

釣り場の中には、危険な場所も多数存在します。例えば河川では、急流や深い場所に注意が必要です。急流は勢いが強く、深い場所では溺れるリスクがあるため、安全な場所を選んで釣りを行いましょう。また、河原の淵は美しい風景ですが、危険な場所でもあります。滑りやすくなっていたり、急激な水深の変化があったり、近づく際には十分な注意が必要です。

海釣りであっても、岩場や断崖絶壁は足元が不安定で滑りやすく、転落の危険があるため、近づかないようにしましょう。急な高波が押し寄せるリスクのある場所も回避しましょう。

(5)危険な魚を事前に知っておくこと

魚釣りは楽しいアクティビティですが、一部の魚は注意が必要で、取り扱いには注意が必要です。代表的なのは「カサゴ」などとげのある魚です。カサゴは海底や浅瀬に生息し、背びれや尾に毒針を持っています。釣り糸にかかった場合や手で触れた場合には、毒針で刺される可能性がありますので、触れる際には十分な注意が必要です。もし触れてしまったときには、患部から毒を出し、冷やしたまま病院に行きましょう。放置したままだと、局部の麻痺や発熱・悪阻などが起こり、最悪の場合には死に至る場合もあります。

カサゴ以外にも、最近本州の太平洋側に漂着することが増えている最強の毒を持つクラゲ「カツオノエボシ」など、さまざまな毒性を持つ生きものには十分な注意が必要です。

5.  釣りを始めるにはまとめ

釣りを楽しむとき、大人だけではなく、子どもも一緒に楽しむことも十分にあります。その時には、子どもにとっても安全な場所を選び、釣りに適した環境で行うことが重要です。特に海や河川では水流や潮汐に注意し、危険な場所に近づかないようにしましょう。同時に、安全装備としてライフジャケット、サングラス、帽子、日焼け止め、手袋などを着用し、身の安全を確保することもおススメします。

あわせて、天候と気候への注意も払いましょう。天候や気候条件は釣りに影響を与える要素です。釣りの計画を立てる前に天気予報を確認し、危険な天候条件や突然の変化に注意しましょう。雷雨や強風が見込まれる場合や、天候の悪化が懸念されるときには釣りを中止し、安全な場所に退避することを忘れないでください。

あと、釣った魚を自家消費することで、食費を節約できます。新鮮な魚を使って自宅で美味しい料理…例えば、魚のフライやグリル、刺身、煮物など、さまざまな調理方法を試してみてください。釣った魚を冷凍保存することで、長期間保存することができます。釣った魚を適切に下処理し、フリーザーバッグや密閉容器に入れて冷凍しましょう。必要なときに取り出して調理すれば、いつでも魚料理が楽しめますよ。

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