公開日:2023.11.25 最終更新日:2023.11.27

『洗濯機に革命が起きる? 省エネと効率化を果たした最新型洗濯機』

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毎日の暮らしに欠かせない洗濯機。容量や設置スペース、節水性能や使い勝手に合わせて最適な1台を選びましょう。洗濯機と言っても、さまざまな種類がありますので、みなさんが日常生活を過ごす中で、どれだけの洗濯物を洗う必要があるのかなどを考慮しながら、理想の洗濯機を選んでいただくことをお勧めします。特に、洗濯機によって洗い方の仕組みや乾燥機能の有無、その形状が大きく変わりますので、それぞれの特徴を確認してから選ぶことをお勧めします。

1、2023年の洗濯機事情

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2023年、電気料金や水道料金の総額など、物価高に悩む一般家庭が多い中、省エネや節水をうたった洗濯機のニーズが高まっています。もともと洗濯機は、家族の人数に応じて洗濯物の量を計算して購入する傾向が高かったのですが、最近ではふとんシーツやカバー、毛布を洗濯することを想定して、多機能な洗濯機を購入する人々が増えています。また、省エネや節水のために衣類をまとめて洗濯するときも増えており、洗濯物の量が多い場合も考慮して、一般的なサイズよりも大きめのサイズを選ぶ人も増えています。

また、省エネ型の洗濯機を選ぶと、モーターへの負荷が減少することで、洗濯音が軽減されることもあり、集合住宅で使用する際に騒音トラブルにならないことや、家族の就寝の妨げにならないで洗濯をすることができることから、「静穏」にこだわって洗濯機を選ぶ人も増えています。今後、物価の上昇により更なる価格の増加が懸念される今、2023年冬のボーナス商戦では耐久消費財ともいえる洗濯機や冷蔵庫、大型テレビなどの需要が増加するのではないかとも言われています。

2、洗濯機の種類と特徴

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まずこの章では、日本国内で市販されている洗濯機の種類や特徴についてご紹介します。「こんなにたくさんあるのか!」と思う人もいるかもしれませんね。

(1)ドラム式洗濯機

洗濯物の入った「ドラム」を回転させ、洗濯物を上から下に落としてたたき洗いする仕組みです。縦型の洗濯機に比べて為洗いを最小限で行う事から、水の節約が可能です。また、回しながら洗うこともあり、洗濯物のからみが少ないため、生地が傷みにくいメリットもあります。さらに、衣類をほぐしながら乾燥するためシワになりにくくふんわり柔らかく仕上がるのも特徴です。洗濯機本体の上部が有効活用できるので、省スペース化を図ることもできます。

(2)縦型洗濯乾燥機

たっぷり水をため置き、洗濯物を水の中で水流と遠心力を使ってもみ洗いします。洗濯物同士をこすりあわせて汚れを落とすので、泥汚れや油汚れなどのしつこい汚れに効果を発揮します。前述したドラム式洗濯機に比べると乾燥の仕上がりはやや劣りますが、梅雨時や花粉シーズンなど、どうしても必要な時だけ乾燥機能を使いたい場合や、乾燥よりも洗い重視にしたい場合はこちらの洗濯機がおすすめです。

(3)全自動洗濯機

縦型もあればドラム型もあるのがこの「全自動洗濯機」です。乾燥機能は簡易乾燥(送風乾燥)となっているので、しっかり洗濯物を乾燥させたい人には少し物足りないかもしれません。1人暮らしの人向けの洗濯機で、6kg以下の小型洗濯機にはこのタイプの洗濯機がほとんどです。とにかく洗剤や柔軟剤を入れて、ボタンを押せば洗濯をしてくれるだけでいい1人暮らしの方や、洗濯をあまりしたことが無い人にはこちらの機種もおすすめです。

(4)二層式洗濯機

洗いやすすぎ、それに脱水を別々の層(入れ物)で行うタイプの洗濯機です。洗濯槽と脱水槽の間で洗濯物を移し替える必要がありますが、洗濯をしながら脱水をするなど、大量の洗濯物を一気に洗ってしまいたい人にはお勧めの洗濯機です。二層式洗濯機は、全自動洗濯機の普及により国内向けの需要が減少しているものの、色物と白物などを別々に洗いたい「分け洗い」や、洗濯と脱水の同時進行を行うなど、こだわって洗濯をしたい人にはお勧めの機種とも言えます。

(5)ミニランドリー

洗濯機の機能を最小限にまとめたのがこの機種です。どちらかと言えば、付け洗いようのバケツに洗濯機の機能が付加されたと考えてもらうといいでしょう。いっしょに洗うと汚れや色が映ってしまう洗濯物を、個別に洗いたい場合にはミニランドリーがおすすめです。特に泥や油など頑固な汚れの浸けおき洗いなどに使える、バケツ型のミニランドリーがおすすめです。最近ではたたいて汚れのある部分を洗うペン型も登場し、今後ユーザーが増えると予想されています。

3、理想の洗濯機を選ぶ方法とは?

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今までの章では、洗濯機の機種別の特徴や、2023年の啓行についてご紹介しました。この章では、それらを踏まえて、それぞれの家庭において「理想の洗濯機」を選ぶためのコツやポイントについて解説します。

(1)洗濯容量の目安を算出する

一般的な洗濯機の容量計算は「1日あたりの1人分の洗濯物量約1.5kg×人数+1kg」と言われています。

ただし、この計算式における洗濯容量の目安は、あくまで標準的な目安であって、日常の汚れ物を洗うだけならこれらの要領で問題ないでしょう。ですが、タオルやシーツなどの大物を洗ったり、週末のまとめ洗いをしたりすることを考えると、この計算式で計算された容量から、さらに余裕をもたせて+1kg以上大きめの容量がある洗濯機を選ぶのがおすすめです。

(2)省スペース型の洗濯機を選ぶ

省スペース型の洗濯機を選ぶなら、まずドラム型洗濯機を選ぶことになるでしょう。その形状ゆえ、洗濯機の上部がそのまま活用できるので、脱衣場などの省スペース化を図ることができるのです。かといって、縦型洗濯機がスペースを取るわけではなく、省スペースタイプの洗濯機も多数販売されているので、設置を予定する場所に合わせた洗濯機を購入しましょう。

ちなみに、ドラム型洗濯機と縦型洗濯機を比べた場合、洗濯機全体の大きさは縦型洗濯機の方が小さいことが多いです。ドラム型洗濯機は上のスペースが使える分、ドラムを傾けて設置することから、機器の大きさがどうしても縦型洗濯機に比べて大きくなるのです。ですから、容量25リットルのドラム型洗濯機より、容量30リットルの縦型洗濯機の方がコンパクトになっている場合もあります。

(3)乾燥力で選ぶ

最新型の洗濯機は、大きく分けて2種類の乾燥方式を採用しています。まず、主流となっている「ヒートポンプ乾燥」は、湿気を含んだ空気を除湿し、機外に排水しつつ、洗濯物に乾いた温風をあてて衣類を乾燥する形式です。ヒートポンプで効率よく熱交換するため、ヒーター式よりも省エネなのが特徴なのと、低温で乾燥させるので衣類の傷みや縮みが少ないというメリットがあります。

一方の「ヒーター乾燥」は、高温の温風を当てて除湿をしながら乾燥する仕組みで、乾燥力はヒートポンプ式よりも強いのですが、高温の熱風で乾かすため電気代が高くなることと、熱の影響で衣類の傷みや縮みが出やすい場合があるので、使用する際は温度の調節などこまめな対応が必要になる場合もあります。

いずれの場合も、洗濯物の量や、洗濯物を乾かすタイミングなどを考慮して、必要なスペックを持つ洗濯機を購入されることをお勧めします。

4、洗濯機に革命が起きる? 省エネと効率化を果たした最新型洗濯機まとめ

2023年11月に日立グローバルライフソリューションズから発売されるドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラムBD-STX130J」は、今までの洗濯機の常識を覆す最新モデルの洗濯機として注目されています。

容量を拡大しながらも本体サイズはほぼ維持したコンパクト化が図られているのと、乾燥時のシワを抑える「風アイロン」の機能が強化されています。さらに新機構の「らくメンテ」により乾燥フィルターを撤廃することができたことで、より風アイロン機能の強化につながっていると言います。乾燥時のシワを抑える「風アイロン」は、高速風と大風量でシワを伸ばして仕上げる機能ですが、今回の新機種ではヒートポンプの導入によって時短と省エネも実現した「らくはや風アイロン」モードに進化しました。その結果、洗濯から乾燥までの時間が今までの平均100分弱から93分弱に短縮され、時短と電気代の節約につながっています。

今後、同様の洗濯機が多数登場することが予想されています。なぜなら、物価高に苦しむ人々にとって、耐久消費財を購入するには、よほどのメリットがないと購入に至ってもらえないからです。きれいに洗濯ができるだけではなく、電気代の節約、水道代の節約、家事の時短など、さまざまなメリットをアピールしないと、消費者の購入意欲を刺激できないことからも、今後も同様の「性能競争」が続くのではないかと思われます。

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