公開日:2023.11.25 最終更新日:2023.11.27
レトロゲームをプレイできるゲーム機が大人気!
40代の人が良く遊んだテレビゲーム機と言えば「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」や「ゲームボーイ」だと思います。これが30代の人になると「スーパーファミコン」「ゲームボーイカラー」「プレイステーション2」になってきて、さらに20代の人までたどっていくと「ゲームキューブ」「プレイステーション4」「ニンテンドー3DS」になってくるのです。テレビゲーム機の歴史が、その人の年齢を明らかにする要素として注目を集めることになるのは、とても興味深いことです。
また、最新機種のゲーム機ではなく、自分が幼少のころに楽しんだゲームを再びプレイすることは、どの年代の人でも渇望している事であり、そのニーズにこたえるために、レトロゲームとの互換性を持たせたゲーム機が多数製作されています。今回はそんな「レトロゲーム機」について、注目してみました。
1、「レトロゲーム機」とは?
レトロゲーム機は、別名を「互換機」とも言われており、かつて一世を風靡したファミコンやスーパーファミコン、PCエンジンやメガドライブなど、さまざまな機種のゲームソフトを実際に使用してプレイすることができるゲーム機のことです。同様のアイテムに「エミュレータ」がありますが、エミュレータは当時発売されたROMカセットの内蔵データを使用するのに対して、レトロゲーム機は実際のROMカセットそのものを挿入してプレイすることのできるところが大きな違いです。
レトロゲーム機によっては、単一機種に対応するものもあれば、複数機種に対応するものもあります。例えば任天堂のファミコンとNECのPCエンジン、セガのセガマークⅢなど、会社の枠を超えていろいろなゲームがプレイできるレトロゲーム機も存在します。
ライバル企業の垣根を越えてゲーム機を作ってもいいのか?と思う人もいるでしょう。実は、レトロゲーム機を製作している企業のほぼ大半が中国にあります。いわゆる「中華ゲーム機」とも言われているこれらのメーカーは、著作者からライセンスを取っていないと思われ、任天堂やセガなどからライセンスを取得しないままに、レトロゲーム機を生産している可能性があります。
ちなみに、日本の法律ではゲームソフトの著作権は公表後70年間有効とされているのですが、ファミコンでも登場したまだ50年に満たない今、これらのゲーム機の製造はかなりアンタッチャブルな行為と言えます。なお、著作権法は違法な製品であることを承知した状態でレトロゲーム機を購入しても、個人が罪に問われることはありません。
2、レトロゲーム機を選ぶポイント
というわけで、レトロゲーム機を購入したり、プレイしたりすることについては問題がないと判断し、改めてレトロゲーム機を購入する際に、ぜひ確認して欲しいポイントをご紹介したいと思います。
(1)プレイできるゲームの数
みなさんが、あるゲームソフトにこだわってプレイしたい場合や、特定のメーカーの機種だけで遊びたい場合には、安価でかつ機能がシンプルにまとまっている単一機種対応の互換機がおすすめです。「ファミコン専用」「メガドライブ専用」など、特定の機種の身に対応しているレトロゲーム機は、費用的にもお得です。
それとは反対に、遊びたいゲームの機種が多い、またはさまざまな機種のゲームをプレイしたい場合は、複数機種対応のレトロゲーム互換機を選びましょう。レトロゲーム機の中には、別売りのアダプターを介することで対応機種を増やせる製品もあるので要チェックです。
(2)コントローラーの形状
レトロゲーム機は、日本の著作権においてはかなりアンタッチャブルな製品であり、メーカー側もそこを考えて、レトロゲーム機本体の形状やカラーリングは実際のマシンと比べても明らかに変更しています。そのため、コントローラーの形状も明らかに異なるので、操作性が悪化している場合があります。ゲームによっては、レトロゲーム機のコントローラーを使ってもうまくプレイできない場合など、操作性に不満を感じることもあるでしょう。特に、互換機のコントローラーのケーブルの長さやグリップ感についてはこだわっておきたい部分ですし、実際のマシンのコントローラーを別付けして使えるかどうかも非常に重要なポイントです。ファミコンなどの外付けコントローラーが使用できれば、プレイの際に操作性で困ることのないので、その点についてはぜひこだわってください。
(3)特殊チップ内蔵ROMカセットとの相性
ファミコンの晩年期には、不足する能力を補うためにROMカセットに特殊チップを追加して性能を補完することが行われていました。例を挙げると、「信長の野望」シリーズは、内部処理などの事情もあり、ファミコン本体のチップを超える性能の特殊チップを内蔵していました。ROMカセットの値段が1万円を超えることになっていたのは、特殊チップを内蔵しているからだったという事情もあります。
レトロゲーム機の場合、特殊チップに対応できていない場合もあります。信長の野望シリーズもしかり、コナミのSCCサウンドチップもしかり、これらの特殊チップに対応できていなければ、音声が出なかったり、もともとゲームが動作しなかったりする場合もあります。事前にメーカーからアナウンスされていればいいのですが、中華メーカーにそこまでの優しさを期待できないので、一定のリスクを持っておく必要があります。
(4)画面出力の端子
レトロゲーム互換機の画面出力方式には、コンポジット出力とHDMI出力がメインになっていますが、往年のテレビゲーム機を再現するためにか、S端子出力を導入している機種もあります。購入時には、それぞれ対応する画面出力ケーブルが製品に付属してきますが、一般的には赤・白・黄の端子が付いたコンポジット出力ケーブル(通称AVケーブル)があれば、問題なくプレイできるでしょう。もしみなさんが、より高画質でくっきりとした画面でゲームをプレイしたい場合には、高精細なモニター鮮明に表示ができるHDMI接続がおすすめです。当時の画質そのままで遊びたい方はコンポジット出力をあえて選ぶのも面白いかもしれません。
3、レトロゲーム機を楽しむポイント
ここからは、レトロゲーム機を楽しむときに気にしておいて欲しいポイントについてご紹介します。どうせプレイするなら、楽しくプレイして欲しいと思います。
(1)オンライン対戦を楽しむ
対応しているレトロゲーム機を使えば、世界中のユーザーとオンライン対戦ができます。Wi-Fi内蔵型のレトロゲーム機であれば、設定を行うことでオンラインプレイができるのです。例えば「マリオカート」の4人同時プレイを、世界中のユーザーと集い、プレイすることが可能になっています。レトロゲーム機の中には、オンライン対戦や協力プレイで盛り上がるゲーム機もたくさんあるので、ぜひこの機会に「あの頃の盛り上がり」を実感してみてはいかがでしょうか。
(2)実況プレイを楽しむ
オンライン対応のレトロゲーム機であれば、その様子を実況することも可能です。Youtubeなどの動画スタンドを活用し、実際に懐かしいゲームを実況プレイしている配信者は世界中にいます。これらのプレイヤーは「スーパーマリオノーミスクリア」や「スターソルジャーハイスコアタイムアタック」など、子どものときに盛り上がったプレイスタイルを配信して、視聴者が多くなると広告収益も得られるかもしれません。ちなみに、レトロゲーム機によってはプレイ中の動画を保存することもできるので、後で編集して動画配信する「攻略プレイ」もおすすめです。
(3)あの頃果たせなかったゲームクリアを目指す
子どものときは、あまりの難易度のクリアすることができなかったゲームでも、レトロゲーム機であればゲームクリアも可能になるかもしれません。機種によっては「スロー再生モード」「その場で保存」などができるので、ゲームオーバーになったら一番最初の面からプレイ無し直す苦しみを味わなくても済むのです。
(4)子どもたちと共通の趣味を持つ
今どきの子どもはまさにゲーム世代であり、さまざまなゲームをプレイしている環境にあります。そんな子供たちにとって、シンプルにボタンや従事キーを操作してプレイするゲームと言うものは、まさに新鮮なものかもしれません。親になっている世代でもある40代や30代のプレイヤーにとっては、子どもたちと一緒にゲームをプレイするなど、共通の話題や趣味を持つことができるきっかけになるのではないでしょうか。
4、レトロゲームをプレイできるゲーム機が大人気!まとめ
レトロゲーム機をプレイするにあたっては、みなさんがお手元にROMカセットやCD-ROMなどのメディアを持っている必要があります。先ほど、日本の著作権法の話に触れましたが、レトロゲーム機に対する著作権もあれば、ゲームソフトそのものに対しても著作権が存在することを忘れないでください。
ですので、みなさんがレトロゲーム機を使ってゲームを楽しむには、ゲームは「製品版」そのものを使うことが前提であり、エミュレータで使用する「ROMイメージ」を使用すると、日本の著作権に違反することになるかもしれません。あくまで製品版のゲームソフトをプレイすることが必要であることは、この機会に是非認識しておいてください。
守るべきことさえ守れば、懐かしいゲームをプレイできるレトロゲーム機は最高の娯楽アイテムを言えます。Amazonなどには多数のレトロゲーム機が販売されているので、スペックなどを見ながら、ぜひ理想の1台を見つけてみてはいかがでしょうか。
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