公開日:2024.01.30 最終更新日:2024.03.12

加湿器で風邪予防?使い方次第で病原にもなる?

7kashituki

冬になると、店舗やホテルの客室、家庭内でも登場するようになる家電と言えば「加湿器」です。加湿器は、適度な湿度を室内にもたらすことで、風邪予防につながるとされて使用されています。加湿器が風邪の予防に利用される理由は、主に湿度の維持が呼吸器の健康に寄与するためです。湿度が低いと、鼻やのどの粘膜が乾燥し、ウイルスや細菌の侵入が容易になります。加湿器は空気中の湿度を調整し、粘膜を保湿してウイルスの侵入を防ぎます。また、高湿度の環境ではウイルスや細菌が浮遊しにくくなり、呼吸器への感染リスクが低減します。さらに、湿度が快適であれば、免疫系が正常に機能しやすくなり、体内の抵抗力が向上します。これらの効果により、加湿器は風邪の予防や症状の緩和に寄与するとされています。

ただし、清潔な水を使用し、加湿器の適切なメンテナンスが必要であり、過度な湿度や清潔さを欠いた使用は逆に健康リスクを引き起こす可能性があります。今回は、加湿器の正しい使い方や適切な効果をもたらす方法について、詳しく解説します。

1. コロナ禍でマストアイテムになった「加湿器」

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加湿器が、新型コロナウイルスの罹患予防に利用される理由は、湿度の維持が呼吸器の健康に寄与するためとされています。湿度が適切であれば、ウイルスや細菌が浮遊しにくくなり、鼻やのどの粘膜が乾燥しにくくなるため、呼吸器へのウイルス侵入が抑制され、感染リスクが低減すると考えられているからです。また、高湿度の環境ではウイルスが不活性化される可能性もあり、これが一定の予防効果を期待させています。さらに、湿度が快適であると免疫系が正常に機能しやすく、体内の抵抗力が向上することも一因です。

ただし、加湿器は他の感染予防策と併用することが重要であり、清潔な水を使用し、適切なメンテナンスを行うことが健康への影響を最小限に抑えるために必要です。なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止策としては、換気や手洗い、マスクの着用など多岐にわたる対策が重要であり、これらと組み合わせて行われることが推奨されていますので、加湿器だけに頼るのは早計です。

2.加湿器の形状と特徴

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それでは、日本国内で流通している加湿器について、その形状や特徴について解説します。

(1)ヒーターレス式

ヒーターレス式加湿器は、加湿する際にヒーターを使用せず、水を超音波振動やファンで霧状に分散させる方法を採用しています。そしてその名の通り、ヒーターレス式はヒーターを使用しないため、一般的にエネルギー効率が高いとされ、省エネ型の加湿器とされています。実際、加熱する機能を持たないために、電気代は確実に他の形式に比べても安価です。また、ヒーターレス式は冷たいミストを生成するため、季節や使用環境によっては快適に感じられることがあります。例えば真夏にエアコンと併用して使うと、噴霧した水が気化するときに熱を奪っていくため、冷房効果をさらに高めることができます。

(2)超音波式

超音波式は水を超音波振動させ、微細な霧を作り出す仕組みを利用しています。これにより、空気中の湿度を増やします。メガネ店でメガネを水に入れて洗浄する機械がありますが、あれと同様の仕組みです。超音波式の加湿器は、動作中に静音であるため、就寝時や静かな環境で使用するのに適しています。一部の超音波式加湿器は、アロマオイルを添加して香りを拡散する機能があります。これにより、空気を清新に保つことができ、リラックス効果を一緒に得ることもできます。

(3)ハイブリッド式

ハイブリッド式は、超音波振動とヒーターなど、複数の機能を組み合わせて使用する加湿器です。これにより、効率的な湿度調整が可能です。基本的に、ハイブリッド式はヒーターを使用するため、ハイブリッド式は暖かいミストを生成することがあり、寒冷地域や冷たい季節においては特に快適です。超音波式と同様、一部のハイブリッド式も静音であり、エネルギー効率が高いとされます。

3.加湿器を選ぶポイント

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加湿器を実際に購入しようとすると、値段もバラバラ、形状も個性的と、何を基準に選んだらいいのか困惑することもしばしばです。この章では、加湿器を選ぶポイントについて、詳しく解説します。

(1)加湿方式で選ぶ

加湿方式は、加湿器が水をどのように空気中に供給するかを指します。異なる方式にはそれぞれ特徴があり、選び方に影響します。

まず、ヒーターレス式は水を加熱せずに湿気を供給します。超音波振動やファンを利用して水を霧状に変えますが、ヒーターレス式はヒーターを使用しないため、電気代が安価で済むと同時に、熱量を発する機器がないことから、火災のリスクが低く、特に子どもやペットがいる家庭で安全です。さらに、超音波式の場合は、超音波振動を利用して水を霧状に変え、湿気を供給します。非常に高い周波数の振動が行われます。動作時は非常に静かで、就寝時やオフィスで使用するのに適していますし、アロマディフューザー機能があるため、香りを楽しむことができます。

このように、加熱形式が異なるだけで得られるメリットはかなり違ってきます。使う場所や時間帯に応じて、加熱形式がもたらすメリットを活かした使用方法を考慮して、加湿器を選ぶことは極めて重要です。

(2)部屋の広さ・作りで選ぶ

部屋の広さや作りに合わせて加湿器を選ぶことは、適切な湿度を維持しやすくするために重要です。まず、部屋の広さに対応できる加湿能力を確認しましょう。リビングやダイニングなどの大きな部屋では、高い加湿能力が必要です。次に、部屋のインテリアに合ったデザインを選ぶことも忘れないでください。コンパクトなものやスタイリッシュなもの、目立たないシンプルなものなどが選択肢となります。また、置く場所に合わせてコンパクトなものや置き型、スタンド型など、適切なサイズと形状を選ぶことも考慮しましょう。

(3)使う場所で選ぶ

加湿器の使用場所によって、特定の要件が必要になります。例えば寝室やオフィスで使用する場合には、静音性が高く、アロマディフューザー機能を持つ超音波式が適しています。一方、家族全員が過ごすことが多いリビングルームでは、加湿能力が高く、広い範囲に湿度を均等に広げる能力があるものが適しています。その他、キッチンや浴室などで使用する場合には、高湿度に耐える防水設計の有無など、湿度が高い場所でも安全に使用できるか確認します。

(4)タンク容量で選ぶ

加湿器のタンク容量は、一度の給水での使用時間や手入れの頻度に影響します。タンク容量が大きいほど、一度の給水での使用時間が長くなります。長時間連続して使いたい場合は大容量が適しています。それに、タンクが大きいほど、手入れの頻度が少なくなります。手入れが簡単なモデルを選ぶことで、清潔な状態を保ちやすくなります。これらの要素を考慮して、加湿器を選ぶことで、より効果的で適切な湿度調整が可能になります。

4.加湿器の手入れを怠ると病気の原因になる?

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加湿器の手入れを怠ることは、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。特に、手入れが不十分な場合、加湿器内部や放出される水蒸気に細菌やカビが繁殖し、これが室内に拡散されることが懸念されます。特に考慮すべきは、健康リスクへの対応です。もともと加湿器のタンクやフィルターは湿った環境であり、これが細菌やカビの繁殖に適しています。これらの微生物が室内に拡散すると、呼吸器のトラブルやアレルギーの原因となります。ミストが微細な細菌やウイルスを含んで飛散された場合、これを吸い込むことで「加湿機肺症」と呼ばれる肺疾患のリスクが増加します。この症状は深刻で、肺に損傷を与える可能性があり、後遺症をもたらすリスクもあることから注意が必要です。

また、カビやミネラルの堆積により、加湿器の内部やフィルターが詰まることがあります。これにより、加湿器の性能が低下し、効果的な湿度調整が難しくなります。汚れたフィルターや内部部品は効率的なエネルギーの利用を妨げ、電力消費が増加する可能性があります。手入れを怠ることで、適切な運転ができなくなり、電気代が無駄になることが懸念されます。そして、汚れた加湿器は悪臭の原因となります。特にカビやバクテリアの繁殖が進むと、室内に不快な臭いが漂うことがあります。快適さをもたらす加湿器が不快さをもたらすことになっては、元も子もありません。

5.加湿器で風邪予防?使い方次第で病原にもなる?まとめ

私たちが、快適な住環境を手に入れるためには、加湿器の適切な利用が重要です。まず、室内の湿度を40〜60%に設定することを心がけましょう。その際には、清潔な水を使用し、硬水の場合はミネラルの蓄積に注意します。加湿器は定期的な清掃とメンテナンスが欠かせません。タンクやフィルターの清潔を保ち、細菌やカビの繁殖を防ぎます。

また、適切な加湿器の選択も重要です。部屋の広さや用途に合わせ、超音波式やハイブリッド式など適切なタイプを選びます。配置にも注意し、直接人や家具に向かないようにしましょう。また、加湿器の使いすぎは逆効果なので、湿度が適切になったらオフにしましょう。アロマディフューザー機能がある場合、純粋なエッセンシャルオイルを使用し、適切な濃度で香りを楽しむこともできるので、ストレス解消やリラックス効果を得ることもできるでしょう。

さらに、季節や気象の変化に応じて湿度設定を調整し、冷涼な季節には暖房器具と併用するなど、環境の変化に柔軟に対応します。さらに、加湿器の交換時期やフィルターの劣化にも留意し、メーカーの指示に従って定期的な交換を行いましょう。これらの留意事項を守りながら、加湿器を効果的に使用することができれば、健康的で快適な住環境を維持することが可能です。

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