公開日:2024.04.15 最終更新日:2026.03.09
バイクの移転・抹消の手続きは必要?どのような手続きが必要?

バイクを手放したり、人に譲ったりするとき、意外と見落とされがちなのが「名義変更」や「廃車」の手続きです。
「もう乗らないからそのままでいいだろう」と思って放置してしまう人も少なくありません。
しかし、こうした手続きをきちんと行っておかないと、思わぬトラブルにつながることがあります。
たとえば、すでに手元にないバイクの税金を払い続けることになったり、事故が起きた際に自分が責任を問われてしまうケースもあるのです。
バイクはクルマと同じく、公的に登録された乗り物です。
そのため、所有者が変わった場合や、乗らなくなった場合には、所定の手続きを行う必要があります。
この記事では、バイクの種類ごとの違いから、名義変更や廃車の手続き方法まで、初めての方でも理解できるようにわかりやすく解説していきます。
1. バイクの種類は大きく分けて2つ

日本で一般的に「バイク」と呼ばれている乗り物は、大きく分けると次の2つに分類されます。
・自動二輪車
この違いは単なる呼び方ではなく、法律上の区分です。
排気量や性能によって分類され、それぞれ必要な免許や登録方法も異なります。
(1) 原付(原動機付自転車)
原動機付自転車、いわゆる「原付」は、排気量の小さいバイクのことを指します。
一般的には50ccクラスのスクーターを思い浮かべる人が多いでしょう。
原付はさらに細かく分けると、次のような種類があります。
小型原付
排気量50cc以下、または出力0.6kW以下の電動モーターを搭載した車両です。
最高速度は30km/hと定められており、原付免許で運転することができます。
普通原付
排気量90cc以下、または出力1kW以下の電動モーターを搭載した車両です。
こちらは最高速度60km/hまで出せるため、運転には自動二輪免許が必要になります。
さらに最近では、バイクの制度にも少しずつ変化が出てきています。
2025年4月1日からは、最高出力を4kW以下に制限した125ccクラスのバイクについて、原付免許でも運転できる制度が導入されました。
この制度改正によって、従来の50ccクラスに代わる新しいタイプの原付が今後普及していくと考えられています。
ちなみに、2025年4月1日から施行される法改正により、最高出力が4kWに制限された125cc以下のバイクであれば、原付免許で運転することができるようになりました。
(2) 自動二輪
原付より排気量の大きいバイクは「自動二輪」と呼ばれます。
こちらも排気量によって次の3種類に分けられます。
小型二輪
排気量125cc以下のバイクです。
運転するためには小型自動二輪免許が必要になります。
普通二輪
排気量250cc以下のバイクです。
普通自動二輪免許で運転できます。
大型二輪
排気量251cc以上のバイクです。
運転には大型自動二輪免許が必要です。
なお、大型二輪免許を取得していれば、排気量に関係なくすべてのバイクを運転することができます。
2. 自動二輪と原付では登録や変更の手続きが違う

バイクの手続きを説明する際、多くの人が最初につまずくのがここです。
それは、原付と自動二輪では手続きをする場所が違うという点です。
同じ「バイク」でも、排気量によって管轄が変わるため、どこで手続きをすればよいのかが分かりにくいのです。
この章では、それぞれの手続きの違いを順番に見ていきましょう。
(1) 原付の登録手続き
原付の場合、基本的には所有者が住んでいる自治体の窓口で登録手続きを行います。
市役所や町役場の税務課などが担当窓口になっていることが多いでしょう。
登録の際には、次のような書類が必要になります。
・本人確認書類
・住所を証明できる書類(住民票など)
・車体番号が確認できる書類(販売証明書や領収書など)
新車を購入した場合には、販売店が登録のための書類を用意してくれることがほとんどです。
必要書類をそろえて窓口に提出すれば、その場でナンバープレートが交付されます。
このように、原付の登録手続きは比較的シンプルです。
自治体の窓口で完結するため、初めてでも手続きを進めやすいでしょう。
(2) 自動二輪の登録手続き
一方、自動二輪の場合は手続きの場所が変わります。
自動二輪の登録は、陸運局(運輸支局)で行うことになります。
バイクを販売店で購入した場合は、多くの場合、販売店が登録手続きを代行してくれます。
そのため、購入者は住民票など必要書類を提出するだけで済むことが一般的です。
しかし、中古バイクを個人売買で購入した場合は注意が必要です。
この場合、名義変更の手続きを自分で陸運局に行って行う必要があることもあります。
特に気を付けたいのは、前の所有者の名義のまま乗り続けてしまうケースです。
名義変更がされていないと、税金や事故の責任が前の所有者に残ったままになる可能性があります。
そのため、個人売買の場合は、必ず名義変更まで含めて手続きを確認しておくことが大切です。
(3) 名義変更の手続き
バイクを譲渡したり、中古で購入した場合には、名義変更の手続きが必要になります。
ここでも、原付と自動二輪では必要書類や窓口が異なります。
自動二輪の場合、主に次のような書類が必要です。
・車検証
・譲渡証明書(売買契約書)
・印鑑証明書
・住民票
・廃車証明書
手続きの窓口は陸運局になります。
一方、原付の場合は、手続きの窓口が自治体になります。
必要書類はおおむね次の通りです。
・譲渡証明書
・印鑑証明書
・住民票
・廃車証明書
このように、書類自体は似ていますが、手続きを行う場所が異なる点には注意が必要です。
(4) 廃車の手続き
バイクを手放したり、乗らなくなった場合には、廃車手続きを行う必要があります。
これも原付と自動二輪では手続きの場所が違います。
原付の場合、ナンバープレートを交付している自治体の窓口で廃車手続きを行います。
手続きの際には、次のようなものが必要になります。
・ナンバープレート
・標識交付証明書
・本人確認書類
ナンバープレートはドライバーがあれば簡単に取り外すことができるので、事前に外して持参しましょう。
一方、自動二輪の廃車手続きは陸運局で行います。
必要書類は次のようなものです。
・ナンバープレート
・車検証
・軽自動車税申告書
・手数料納付書
・印鑑
また、陸運局で「抹消登録申請書」を入手して記入する必要があります。
抹消登録には
・永久抹消
・一時抹消
の2種類があります。
将来的に再び登録する可能性がある場合は、一時抹消を選ぶのが一般的です。
この場合、「自動車検査証返納証明書」が発行されるため、再登録の際にはこの書類が必要になります。
3. バイクと税金の関係

バイクを所有していると、必ず関係してくるのが税金です。
そして、この税金こそが「名義変更や廃車手続きをきちんとしておくべき理由」のひとつでもあります。
多くの人が誤解しているのですが、バイクの税金は「実際に乗っている人」ではなく、登録上の所有者に対して課税されます。
つまり、バイクをすでに手放していたとしても、名義変更や廃車手続きをしていなければ、そのバイクの税金は元の所有者に請求され続けてしまうのです。
たとえば、知人にバイクを譲ったものの名義変更をしていなかった場合、税金の納税通知書は毎年あなたのもとに届くことになります。
さらに、そのバイクで事故や違反が起きた場合、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。
こうした事態を防ぐためにも、バイクの名義変更や廃車手続きは非常に重要なのです。
軽自動車税
バイクの所有者に課される代表的な税金が「軽自動車税」です。
この税金は、毎年4月1日の時点でバイクを所有している人に課税されます。
つまり、4月1日時点で登録されている名義人に対して、その年の税金が1年分まとめて課税される仕組みになっています。
軽自動車税の納税通知書は、通常4月上旬から5月上旬にかけて自治体から郵送されます。
支払い期限は多くの場合、5月末日です。
納付方法は自治体によって多少異なりますが、一般的には次のような場所で支払うことができます。
・コンビニエンスストア
・郵便局
・銀行などの金融機関
・自治体窓口
最近では、スマートフォン決済やオンライン納付に対応している自治体も増えてきています。
なお、軽自動車税の金額はバイクの排気量によって異なります。
排気量が大きくなるほど税額も高くなる仕組みです。
自動車重量税
排気量126cc以上のバイクには、軽自動車税に加えて「自動車重量税」が関係してきます。
この税金は国税であり、車両の重量や区分、経過年数などに応じて課税されるものです。
ただし、バイクの場合はクルマと少し仕組みが異なります。
126cc〜250ccのバイク(軽二輪)の場合は、新車登録のときに一度だけ課税されます。
一方、251cc以上のバイク(小型二輪)の場合は、車検制度があるため、車検のタイミングごとに重量税を納める必要があります。
このように、バイクの税金は排気量によって仕組みが変わるため、自分のバイクがどの区分に当てはまるのかを理解しておくことが大切です。
4. バイクの移転・抹消の手続きは必要?まとめ
バイクの名義変更や廃車手続きは、単なる事務作業のように感じるかもしれません。
しかし、実際には所有者の権利と責任を明確にする重要な手続きです。
名義変更を行うことで、バイクの所有者が正式に新しい人へと移り、税金や事故などの責任の所在がはっきりします。
逆に、手続きを行わないまま放置してしまうと、旧所有者が引き続き責任を負うことになり、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
また、廃車手続きを行った場合には、自賠責保険の残存期間に応じて保険料の還付を受けられることもあります。
こうした点から見ても、不要になったバイクをそのまま放置するのではなく、適切な手続きを行うことが大切です。
バイクは私たちの生活を便利にしてくれる乗り物ですが、同時に公的に登録されている車両でもあります。
だからこそ、売却する場合、譲渡する場合、そして乗らなくなった場合には、状況に応じた手続きをきちんと行うことが重要です。
もし「自分の場合はどうなるのだろう」と迷うことがあれば、自治体の窓口や陸運局、あるいは購入した販売店に相談してみるのもひとつの方法でしょう。
正しい手続きを行うことで、余計な税金や責任を負うことなく、安心してバイクを手放すことができます。
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