定番!業務用エアコンの種類や選び方♪

2021年3月2日

こんにちは!
買取UPの越智です^ ^

今回は業務用エアコンの種類や選び方をご紹介させていただきます♪
ご自宅ではほぼ見ることのない業務用エアコンですが、お店をされている方にはとても重要なアイテムです。
家庭用エアコンは壁掛け型が主流ですが、業務用には色々な種類がありそれぞれ適した環境もあります!

そこで今回は8種類の業務用エアコンをご紹介させていただきます!

【天井埋込カセット4方向吹出形】(天カセ4)

天カセ4画像1
こちらは一番良く見る業務用エアコンかと思います。
各メーカでも主力で出しているタイプのもになり、比較されやすい形になります。
店舗型のお店でお客様を迎える職業の場合、エアコンをつける選択肢としては天カセ形一択だと思います。
メリットとして店内の景観をスッキリさせる事ができるため飲食店等のインテリアゾーン(室内エリア)によく設置されています。
店内に満遍なく風を行き渡らせる事が可能です。

オプションとしてもフィルター系や空気清浄系だけでなく自然蒸発式加湿器や人間・放射温度センサー系のオプションが搭載でき、最近ではラウンドフロータイプという4方向ではなく、360度全方向から風を送り出すタイプもあります。

デメリットとしては、金額がどうしても高くなってしまうということ。
エアコン本体の料金ももちろんのこと、天井に埋め込む作業でどうしても他のエアコンよりも工程が増えるので、他の方式よりも安くなるということは間違いなくありません。

また、施行時に必ずエアコンの近くに点検口を作る必要があり、天井が狭い場所ではそもそも設置が出来ない可能性もあります。
床と天井が5M以上離れていると風が来ない場合もありますので、店舗に合わせて選択する必要があります。

天井埋め込み型は、コントロールBOXというものがあり、メンテナンスや修理をする際には必ず点検口から状態を確認します。
それがないと簡単な修理であっても、一旦外してから、といった大規模な作業になってしまうので工事費が多くかかってしまうことになります。

【天井埋込カセット2方向吹出形】(天カセ2)

天カセ2画像2
こちらのタイプは上記4方向と同じく天井に埋め込むタイプです。
メリットとしては、天カセ4よりも価格が抑えられる事と飲食店によくある店内の幅がなく、奥が長いI字型のお店にも設置が出来ることです。

デメリットとしては、天カセ4よりもつけることができるオプションが減ってしまい、フィルターけいや空気清浄系オプションになってしまいます。
メーカによってもサイズや仕様が異なってきますので、「A社のエアコンは設置できるがB社は設置出来ない」というようなケースも出てきます。

また若干ではありますが、風が偏って吹きやすいという点もおさえておきましょう♪

【天井埋込カセット1方向吹出形】(天カセ1)

天カセ1画像3
こちらのエアコンはペリメーターゾーン(窓際エリア)に設置するのに適しているタイプのものです。
メリットとしては、埋込型としては価格が安いこと。
これは最大のメリットと言えます。
部屋が「下り天井」という天井の高さが階層になっているタイプの天井にはオプションをつける事で2方向吹出型にすることも可能です。

ですが、こちらのエアコンは天カセ4や天カセ2よりも風が偏って吹いてしまう事が多く、あまり人気がないのが現状です。

【天吊型】

天吊形画像4
こちらのタイプはその名の通り、天井から吊り下げて設置するタイプのエアコンで、1方向の吹出口になります。特徴としては設置が楽で、工事にかかる費用も天カセ程かかりません。

工場や倉庫、教室など様々な場所に用いられるエアコンで、お客様の目に触れない場所での利用が多いです。

このエアコンのデメリットとしては、エアコンだけではなく配管もむき出しの状態になるため。景観を害するのでインテリア的には好ましい商品ではないです。

また、天吊型には2種類あり
「天吊自由形」と「天吊耐油形」があります。
「天吊自由形」は天カセ4を外に出したタイプと言えるでしょう。

「天吊耐油形」は飲食店の厨房向けに作られた天吊エアコンで、油煙に強く錆びにくいのが特徴です。

【壁掛形】

壁掛形画像5
こちらのタイプは、壁に設置して1方向に風を送るタイプのエアコンです。
ご自宅で使用されているルームエアコン(家庭用エアコン)と形状は同じですが、大きさはひと回りからふた回りほど大きく、パワーも比べものにならないくらい違います。

床から離して設置するタイプのエアコンでは一番設置が楽で、従業員数人規模の事務所向けです。

デメリットとしては、基本的に壁掛形は埋込形よりも音が大きい点です。

【床置形】

床置形画像6
こちらは床に設置するタイプのエアコンで、一番工事費がかかりません。
一昔前は横に長く幅をとる形でしたが、現在では非常にスリムになり、場所を問わず使用されています。

体育館や映画館等の天井が高い施設では、床から天井が遠いので天カセ等の宙に浮いているエアコンでは風が届かないため床置形が使用されていることが多いです。

またメンテナンスやクリーニングがしやすいのも特徴で、一般の方でも難なくお掃除が可能です。

デメリットとしては、壁の側面に設置するので、どうしても隅々まで風を送る事が難しいです。
ただ、風向きを散らすことも可能ですので、他のエアコンと比べても問題ないでしょう。

使用する際のコツとしては、温風の場合は下向きに風を送り、冷風は上に向けて風を送ります。

【ビルトイン】

ビルトイン画像7
こちらの商品も天井埋込カセットと似ていますが大きく違うところがあります。
それは吹出位置を選べる事です!
方法としては天井内にダクト配管を伸ばして、外に出すといったシンプルなものです。

天カセでは届かない「コの字」や「L字」になっている部屋でも、配管を伸ばせばカバー出来るのが特徴です。

また、吸い込み口は隠せる構造になっており、露出するのは吹出口だけになり、照明器具の位置を邪魔しない空間を作れるためインテリア性は抜群と言えるでしょう。

デメリットとしては、やはり工事費用がとても高いと言う事です。
天カセもドレン配管(凝固した水を外へ出す配管)を通したりと工事が大掛かりになりがちですが、ビルトインはそれより大掛かりな工事になります。

ビルトインを選ぶ方は、スッキリとしたインテリア性に惹かれて選ばれることが多いと思いますが、
その為には「隠蔽配管」と呼ばれる壁の中を通す配管工事が必要な為、建物の着工段階の時にしか出来ません。

「露出配管」にしてインテリアを損なうのであれば、メリットは特にありません。
メンテナンスに関しても吹出口がある分だけチェックしなければならない為、メンテナンス費用も高いです。
基本的に業務用エアコンの中っでは人気が無く、機能的に充実した商品が少ないこともネックとなっております。

【天井埋込ダクト】

天井埋込ダクト画像8
このタイプのエアコンはビルトイン形と似ていますが、明確な違いとして
「ビルトイン=吹出口が自由に設置可能、吸込口が固定」
「ダクト=吹出口と吸込口の両方が自由に設置可能」
上記のような違いがあります。

要するにビルトインの上位交換エアコンということになります。

ホテル等の大型施設によく見られるタイプで、業務用エアコンの中で最も工事費用がかかります。

その他はビルトインと同じ様なメリットとデメリットになります。

いかがでしたでしょうか?
業務用エアコンでもこれだけの種類や用途があります。
ご自身が使われる用途を考えて購入される時の参考になれば幸いです。

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