公開日:2026.09.12

コールドテーブルは古くても売れる?冷えない・油汚れ・10年落ちの査定と搬出事情を現場目線で解説

目次

コールドテーブルは古くても売れる? 冷えない・油汚れ・10年落ちの査定と搬出事情を現場目線で解説 1024x517

飲食店の閉店や厨房機器の入れ替えで、コールドテーブル(台下冷蔵庫)を手放すことになったとき、「10年くらい前でも売れる?」「冷えが弱いけど大丈夫?」「油汚れや天板の凹みはどれくらい減額になる?」といった相談をよくいただきます。

コールドテーブルは、作業台と冷蔵・冷凍庫を兼ねられるため飲食店で非常に使われている厨房機器です。一方、中古品では年式だけでなく、本当に全室が冷えているか、コンプレッサーが正常に始動するか、扉のパッキンが効いているか、搬出経路を確保できるかまで確認する必要があります。

この記事では、ホシザキ、フクシマガリレイ、パナソニック、大和冷機などを実際に査定・搬出してきた買取現場の目線から、冷蔵・冷凍・冷凍冷蔵の違い、年式の見方、故障品、油汚れ、凹み、棚板欠品、閉店時の搬出まで具体的に解説します。

1. コールドテーブルの依頼はほぼ飲食店。多いのはやっぱり閉店・廃業

ホシザキ 冷蔵コールドテーブル 台下冷蔵庫 RT 180MNCG

コールドテーブルの買取依頼は、製氷機と同じくほとんどが飲食店や店舗からです。個人の方からステンレス台やシンクの相談をいただくことはありますが、台下冷蔵庫を家庭で使っているケースは多くありません。

依頼理由で圧倒的に多いのは、閉店・廃業です。次に厨房機器の入れ替え、移転、居抜き物件からの撤去などが続きます。「今日まで営業して、終わったら出してほしい」という現場も実際にあります。

コールドテーブル以外にも厨房をまとめて売却する場合は、厨房機器の買取ページから製氷機、冷凍冷蔵庫、シンク、ステンレス台、フライヤー、コンロなども一括で相談できます。

2. 冷蔵・冷凍・冷凍冷蔵、どれが多い?

現場では冷蔵だけ、冷凍だけ、冷凍冷蔵のどれも満遍なく見ますが、体感では冷凍冷蔵タイプの相談が多めです。一台で冷蔵と冷凍を分けて使えるため、限られた厨房スペースを有効に使えるのが理由だと思います。

幅1200mm・1500mm・1800mmなどサイズもさまざまですが、「この幅だけが圧倒的に人気」という感覚はそれほどありません。厨房の広さや業態に合わせて選ばれるので、それぞれ中古需要があります。

タイプ買取現場での見方
冷蔵コールドテーブル飲食店全般で使われ、流通量が多い
冷凍コールドテーブル冷凍食材を多く扱う店舗で需要あり
冷凍冷蔵コールドテーブル一台で使い分けでき、相談も多い
ドロワー・特殊タイプ型番・年式・需要を個別に確認

3. よく見るメーカーはホシザキ・フクシマガリレイ・パナソニック・大和冷機

ホシザキ 業務用 冷蔵コールドテーブル 台下冷蔵庫 RT 120SNG 1

厨房の冷蔵機器でよく見るのは、ホシザキ、フクシマガリレイ、パナソニック、大和冷機です。最近はパナソニックを使っている店舗も増えた印象があります。

中古相場では、ホシザキはやはり比較的金額を付けやすいメーカーです。ただし古い商品については、メーカー名だけで高くなるわけではありません。結局は年式と冷え、コンプレッサーの状態、外装、再販売できる状態かどうかを総合して判断します。

4. 型番が同じでも年式が10年以上違うことがある

厨房機器で注意したいのが「型番だけでは年式が分からない」ケースです。同じ型番が長期間継続して使われていることがあり、見た目もほぼ同じなのに、片方は高年式、もう片方は10年以上前ということがあります。

そのため査定では、型番シールだけでなくシリアル番号や製造番号まで確認して年式を見ます。「ネットで同じ型番が5万円で売っているから自分のも同じ」とは限らないのが厨房機器の難しいところです。

店長コメントコールドテーブルは同じ型番を長く作っていることがあるので、型番だけ見て年式を決めないです。シリアルまで見て初めて「あ、これ結構古いな」と分かるケースが普通にあります。

5. 年式の目安は10年前後。ただし冷えと状態が最優先

厨房冷蔵機器は、昔より高年式の中古品が市場に増えた印象があります。入れ替えサイクルが早くなったのか、10年を超える古い機械は以前より売りにくくなりました。

また、古い冷蔵機器は実際に不具合を抱えている確率も上がります。現場で「冷えてます」と聞いていても、一室だけ冷えて他が冷えていなかったり、査定時は問題なくても持ち帰ると症状が出たりします。だからこそ、単純な年式より実動作をかなり重視します。

10年を超えたら即買取不可というわけではありませんが、高年式の商品が多い今は、古い物ほど「次にもう一度売れる状態か」を厳しく見るようになっています。

6. 査定で最重要なのは「全部の庫内がきちんと冷えているか」

コールドテーブルで一番大事なのは冷却性能です。冷蔵庫なら設定温度まで下がるか、冷凍なら十分に温度が下がるか、冷凍冷蔵タイプなら各室がそれぞれ正常かを確認します。

特に怖いのが「一面は冷えているから正常だと思っていた」というパターンです。複数室ある機種では、一方だけ不調ということもあります。売却前に可能なら各室の温度を確認し、気になる症状があれば先に教えてください。

コンプレッサーの始動音、異音、冷え方、霜の付き方なども判断材料です。「この前までいけてた」「ずっと冷えてた」という言葉だけでは確認が難しいため、温度計の写真や稼働中の動画があると査定しやすくなります。

7. 動作確認できないコールドテーブルは基本的にその場で買わない

ホシザキ 業務用 コールドテーブル 台下冷凍冷蔵庫 RFT 150PNE1

閉店後で電気が止まっている、機械がすでに外されているなど、冷却確認がまったくできない場合は基本的に買取しません。業務用冷蔵機器は、家庭用冷蔵庫のように簡単に処分できる商品ではなく、持ち帰って壊れていた場合の負担が大きいためです。

どうしても現場で確認できない場合は、条件によって持ち帰って動作確認し、正常確認後に支払いという形にすることもあります。その場合はその場で代金を支払えず、確認後の振込などになります。店舗で一時的に電気を開通できるなら、査定日に合わせて動かしてもらう方がスムーズです。

8. 冷えない・片側だけ冷えない・異音ありのジャンク品は基本買取しない

冷えが弱い、片側だけ冷えない、コンプレッサーが始動しない、エラーが出るなど明確な故障があるコールドテーブルは、基本的に買取対象外です。

業務用冷蔵庫系は故障すると修理費が高く、処分も家庭用家電のように簡単ではありません。メーカーへ有料で引き取りを依頼したり、適切な処分業者へお願いしたりする必要があります。だからこそ、買取店側も「故障していてもとりあえず持ち帰る」という判断はしにくい商品です。

壊れていることが分かっている場合は、査定時に正直に教えてください。正常品として見積もったあと現地で故障が判明すると、お互いに時間が無駄になってしまいます。

9. 100Vの方が最近は多い印象。200Vは設置先を選ぶ

最近は100V仕様の厨房機器が増えた印象があります。100Vなら一般的な電源環境で使いやすい一方、三相200Vなど動力が必要な機械は、次の店舗側で動力契約や配線環境が必要になります。

200Vだから売れないという意味ではありませんが、再販売先が限られることがあるため、電源仕様は査定時に必ず確認します。型番シールに100V・200Vの記載がある場合は、その部分も写真を送ってください。

10. 天板の凹み・サビ・油汚れはどこまで査定に響く?

ホシザキ HOSHIZAKI 冷蔵コールドテーブル 台下冷蔵庫 RT 180SDG 1

コールドテーブルはステンレス製なので、天板や扉に凹みができやすい商品です。大きな凹み、扉の変形、目立つサビは再販売時の見た目に影響するため減額対象になります。

厨房では上にフライヤーやコンロを置いて使われることも多く、油でベタベタになっている個体も珍しくありません。ただ、油汚れがひどいということは、それだけ長期間しっかり使われてきた可能性も高く、年式と合わせて判断します。古くて油汚れも強く、次の販売が難しいと判断すればお断りすることもあります。

売却前に完璧に磨く必要はありません。掃除していただければもちろんありがたいですが、清掃したから査定額が何千円も上がる、というものではありません。

11. パッキン・棚板・小さな欠品は大減額になりにくい

扉パッキンの劣化は冷気が逃げる原因になるため、状態は確認します。ただ、交換で対応できる程度なら数百円~千円程度の調整で済むケースもあり、それだけで買取不可になることは多くありません。

棚板の欠品、取っ手などの小物も同様です。もちろん全部揃っている方が理想ですが、本体が高年式で正常に冷えているなら、細かな欠品だけで大きく価値が落ちるとは限りません。

12. 足回りのサビは注意。移動時に脚が折れることもある

外装のサビ以上に怖いのが、足回りの腐食です。厨房は水を使うため床が濡れやすく、長年同じ場所に置かれていた冷蔵機器は脚やキャスター周辺が傷んでいることがあります。

実際、移動させた瞬間に脚が折れることもあります。査定時に足元が見える写真があれば送ってください。搬出方法にも関わるので、外観だけでなく下部の状態も重要です。

13. 搬出は「入口までの経路が確保されていること」が前提

コールドテーブルは横長なので、重量よりも入口幅や曲がり角、カウンターの位置が問題になることがあります。厨房の中では問題なく動かせても、客席との境のカウンターから出ない、扉を外さないと通らない、といった現場があります。

基本的に、建物を壊したり、ドアやカウンターをこちらで解体して搬出経路を作る作業は行っていません。事前に搬出経路を確保してもらうのが前提です。お客様主導でカウンター越しを手伝っていただく場合などは対応できることもありますが、安全を確認しながら判断します。

店長コメント「引取に来てもらうんやから、そのままで大丈夫やろ」と思われがちなんですが、冷蔵庫の中に食材がパンパン、通路に荷物が山積みは本当に困ります(笑)。売る物の中身と入口までの通路だけは空けておいてください。

14. 基本は2名作業。台車・養生・パワーゲート車で搬出

厨房機器の大型品は、基本的に2名スタッフで伺います。台車を使い、床や壁を必要に応じて養生し、トラックはパワーゲート付きなので車両への積み込みはスムーズです。

大型案件や厨房一式なら人員を増やすこともあります。だからこそ、階段、段差、狭い入口、カウンター越しなど特殊な条件は必ず事前に教えてください。当日に分かると、予定していた人数では安全に出せない場合があります。

15. 閉店ギリギリまで相見積もりすると、希望日に出せないことがある

フクシマガリレイ 3ドア 冷凍冷蔵コールドテーブル LMU 151PE

厨房機器は相見積もりが非常に多いジャンルです。他社がかなり良い金額を付けていることも普通にありますし、当店でも「その金額には敵いません」とお断りすることがあります。比較すること自体はまったく問題ありません。

ただ、大型買取はスタッフ2名以上、トラック、数時間の作業枠を確保します。依頼が決まっていないのに、そのお客様のためだけに予定を空け続けることはできません。退去日直前まで迷って、最後に「やっぱりお願いします」と言われても、その日はもう別の予定が入っていることがあります。

値段と同じくらい、「いつ確実に出してもらえるか」を見て買取店を決めるのがおすすめです。口約束でも日程を確定した後は、大型案件として人員を押さえていることも理解してもらえると助かります。

16. 単品で弱くても厨房一式なら引き取れるケースがある

古いコールドテーブル1台だけで、2名作業が必要、再販売価格も低いとなると、単品ではお断りすることがあります。ところが製氷機、ステンレス台、シンク、吊戸棚、フライヤーなどと一緒なら、トラック1台の作業として調整できるため、まとめて引き取れるケースがあります。

ステンレス台、三角の吊棚、引き戸の吊戸棚、ダクト周辺のステンレス部材、ボウルなど、電気を使わないステンレス製品にも需要があります。「これは値段つかんやろ」と捨てる前に、一式写真を送ってください。

17. 実際のコールドテーブル買取実績

GALILEI フクシマガリレイ 冷蔵ショーケース 台下冷蔵庫 388L LGC 150RE

買取UPでは、ホシザキやフクシマガリレイを中心に、冷蔵・冷凍冷蔵のコールドテーブルを多数取り扱っています。掲載実績を見ても、年式・容量・状態によって価格幅がかなりあります。

掲載実績例掲載最高買取価格の例
ホシザキ RFT-150PNE1 冷凍冷蔵50,000~70,000円の掲載例
ホシザキ RT-120SNG-1 冷蔵60,000円
ホシザキ RT-180MNCG 冷蔵80,000円
ホシザキ RT-180SNF-R 冷蔵25,000円
フクシマガリレイ LCC-120RE 冷蔵55,000円
フクシマガリレイ LMU-151PE 3ドア70,000円
ホシザキ RT-180SDG-1 冷蔵80,000円
ホシザキ FT-63PTE1 冷凍40,000円

※上記は掲載実績例です。買取価格は製造年、冷却状態、外装、棚・パッキン等の付属品、搬出条件、市場相場などで変動します。

現在のコールドテーブル買取実績は、台下冷蔵庫・コールドテーブル買取ページでも確認できます。

18. 査定前に送ってほしい写真・情報

送ってほしいもの確認する理由
本体全体の写真サイズ・扉数・外観の確認
型番・シリアルシールモデルと製造年の確認
各庫内の温度全部の室が冷えているか確認
庫内・棚板の写真汚れ・欠品・破損確認
天板・扉の凹み外装減額の事前確認
脚・キャスター周辺サビ・搬出リスク確認
設置場所・入口までの経路人数・台車・搬出可否の判断
閉店日・退去期限トラックとスタッフ確保のため

動作確認については、訪問してから電源を入れるのではなく、事前に動かして冷えている状態にしてください。冷蔵庫は温度が下がるまで時間がかかるので、現場で待つ時間を減らせます。

19. 個人売買は大型配送と引き取りがネック

コールドテーブルをメルカリ、ヤフオク、ジモティーなどで売ることもできます。ただし業務用冷蔵機器は重量とサイズがあり、一般的な宅配便では送りにくい商品です。

現実的には直接引き取りになりやすく、購入者に店舗や住所を伝え、車両や積み込み方法まで確認する必要があります。閉店日が決まっているのに当日キャンセルされたり、来た車に積めなかったりするとかなり困ります。

さらに中古の冷蔵機器は、引き渡し後に「冷えない」と言われるリスクもあります。買取店なら、査定、動作確認、搬出をまとめて進められるので、店舗閉店時は特に手間を減らしやすい方法です。

20. 少しでもスムーズに、高く売るためにやってほしいこと

コールドテーブルを売る前に、特別なクリーニングや部品交換までしていただく必要はありません。査定額を上げるためにお金をかけて修理するより、現在の状態が分かる情報を揃えてもらう方が実際には助かります。型番・シリアル、各庫内の温度、扉を開けた庫内、天板、脚回りの写真をまとめて送ってください。

とくに重要なのは、査定当日にしっかり冷えた状態にしておくことです。現場に着いてから電源を入れると、冷蔵庫が設定温度まで下がるのを待たなければならず、その後の訪問予定にも影響します。「冷えている温度が分かる写真」を事前に撮っておいてもらえるだけでも判断材料になります。

もう一つは搬出経路です。中身を空にして、コールドテーブルの上のフライヤーやコンロ、周囲の段ボールや食材を先に移動し、玄関や裏口まで台車が通れるようにしておいてください。閉店作業で忙しいのは分かりますが、ここが片付いているだけで作業時間はかなり短くなります。掃除より「動作確認できる状態」と「出せる状態」の2つを優先してもらうのが一番です。

21. まとめ|コールドテーブルは「冷えている状態+搬出経路確保」で査定がスムーズ

コールドテーブルは、飲食店で広く使われる定番の厨房機器です。ホシザキ、フクシマガリレイ、パナソニック、大和冷機などを中心に中古需要がありますが、最近は高年式の商品も増えているため、古い物ほど年式と状態をしっかり確認します。

査定で一番重要なのは、冷蔵・冷凍の各室が正常に冷えていることです。冷えない、片側だけ不調、コンプレッサー不良など明確な故障品は基本的に買取していません。逆に、正常に冷えていて年式も新しければ、天板の小さな凹みや棚板欠品だけで大きく価値が落ちるとは限りません。

そして当日は、中身を空にして、電源を入れて冷えた状態にし、入口までの搬出経路を確保してください。この3つだけで査定と搬出がかなりスムーズになります。

コールドテーブル単品の実績は、台下冷蔵庫・コールドテーブル買取ページへ。縦型の業務用冷蔵庫や冷凍庫も一緒にある場合は、業務用冷凍冷蔵庫買取ページも参考にしてください。厨房一式なら厨房機器買取ページからまとめてご相談いただけます。

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