マキタのインパクトドライバーの修理方法を解説!異音が出ても交換や分解で直せる?

2020年11月13日

インパクトドライバーはビスを締めたり緩めたりするときに使う電動工具です。

活躍するシーンが多く、使い込むとその分トラブルも起こりやすくなりますが、異音が出るケースでは分解や交換で直せる場合もあります。

そこで、今回は、電動工具最大手であるマキタのインパクトドライバーを使用していて異音が出たときの修理方法について解説します。

故障の原因を知って自力で修理する方法

インパクトドライバー 4

機械にトラブルが発生した際には、まず、その原因を知ることが必要です。
トラブルの原因を正しく把握することで、適した解決策が取れるようになります。
そこで、ここでは、インパクトドライバーに異音が出る主な原因と、それに対して自分で行える修理方法について具体的に解説します。

インパクトドライバーから異音がする原因

インパクトドライバーの使用中にギーギーとした鋭い音がした場合には、主に2つの原因が考えられます。

1つ目がモータへの金属片の混入です。
インパクトドライバーには、一般的に直流電源で回転を起こすDCモータが使用されています。
そして、使用されているDCモータは永久磁石を利用して作動させるタイプです。

このため、モータにある冷却ファンに鉄のかけらなどが混入しても、磁力の強い永久磁石が使われているため、金属片は簡単に放出されません。
その結果、冷却ファン内に残った鉄のかけらなどが回転とともに擦れて異音を発生させることがあります。

2つ目に考えられる原因はアンビル内への異物の混入です。
アンビルとは、ビットを装着し、ハンマーケースに差し込む部品です。
ビットが回転する部分に鉄粉などの異物が入り混むと、ビット部が回転したときに金属の擦れた音が発生する場合があります。

マキタインパクトドライバーから異音がするケースの修理方法

マキタのインパクトドライバーの使用中に異音が発生したら本体を分解し、音の発生原因となりやすい箇所に異常がないかを確認しましょう。
まず、モータ部分を分離し、なかに金属片の混入があれば除去します。
続けて、ハンマーケースを開き、アンビルにベアリングが混入していたらベアリングが壊れているため、新しいものと交換しなければなりません。

さらに、何度も使用しているうちにスイッチが故障し、モータの回転不良が起きて異音が発生するケースもあります。
直すためには本体を一度分解してスイッチを交換することが必要です。

加えて、分解時には本体内の洗浄とグリスアップも行っておきましょう。
グリスには複数の種類があり、どれを使っても問題はありませんが、使用中の漏れを防げる固めのタイプは便利です。
また、展開図があると分解した部品を元の形に戻しやすく、さらに、各所で使用されているパーツ番号が記されているため欠陥部品の買い替えの際にも役立ちます。

ちなみに、マキタには六角ボルトに使えるインパクトレンチもあります。
インパクトレンチのほうが回転力と角ドライブが強く作られているなど構造に違いはありますが、分解して欠陥部品の交換を行う修理の流れはインパクトドライバーと同じです。

インパクトドライバーの軸がブレる原因

異音の発生原因となるベアリングの外れやすり減りは、軸ブレを起こす原因のひとつです。
軸ブレとはビットを回転させたときにビットの先端が四方に振れることをいいます。

そもそも、どの製品にも部品の寸法に遊びの隙間があるため、軸ブレは必ず起こることです。
しかし、繰り返し使用しているうちに部品のすり減りが進み隙間が広がると、大きく軸ブレしてしまうことがあります。

軸ブレが起こりやすい隙間はアンビルを挿入するハンマーケースの穴とアンビルとの間です。
ハンマーケース内で軸受けとして働くペアリング(滑り軸受)やメタル(転がり軸受)のすり減りが大きな軸ブレを引き起こすことがあります。

また、アンビルの穴とアンビルに差し込まれるビットの間も、回転するビットの先端が大きく振れやすい箇所です。
そのほか、ビットが曲がっていたりゆがんでいたりすれば、回転するときのバランスが安定せずに軸ブレが発生しやすくなります。

マキタインパクトドライバーの軸がブレるときの修理方法

マキタのインパクトドライバーに軸ブレが起きたときには、まずビットをチェックし、ゆがみがないかを確認しましょう。
ビットの変形による軸ブレであれば、新しいビットに交換することで解決します。

ビットが正常な場合には電動ドライバーの本体部分を分解して修理すべき場所を確認しましょう。
多くの場合、アンビルやハンマーケースの穴が削れていたり、アンビルの穴とビットの直径のサイズバランスが悪くなっていたりすることが軸ブレの原因です。
これらが原因であれば、削れて破損が起きている部品を新しいものに変えることで軸ブレが小さくなります。
必要に応じてハンマーケースコンプリートやアンビルなどの部品を購入し交換するとよいでしょう。

ただし、ハンマーケースの購入は軸受けの構造が製品によって異なるため注意しなければなりません。
修理しようとしている製品の軸受けにペアリングとメタルのどちらが使用されているかの確認が必須です。

また、最終的に買い替えが必要となった場合、軸ブレが心配であればマキタの「充電式インパクトドライバ TD001」のようなビット振れを抑える機能付きの製品を購入するのも方法です。

自力で修理できなかった場合

インパクトドライバー 2

インパクトドライバーはここまでに紹介したようなケースであれば、自力で修理することも可能です。

ただし、HIKOKI(旧日立工機)やmax、パナソニックなどの他メーカーのインパクトドライバーであったり、同メーカーでも型が違ったりすると構造が大きく異なる場合があります。
また、充電器やバッテリーなどは知識のない人が分解や改造を行うのは高リスクです。

そのため、自力での分解や修理が難しいと感じた場合にはメーカーに問い合わせて対応を聞いたり、工具修理の専門業者に依頼したりしたほうが安心です。

まとめ

インパクトドライバー 1

工具は壊れたものを使うと危険なケースもあるため異変に気付いたらすぐに対処することが大切です。

マキタのインパクトドライバーの使用中に発生する異音や過度な軸ブレは、原因が部品の欠陥などであれば、その部品を交換することで修理できます。
修理が難しい場合でも、新品だけではなく、正常に作動する中古品を安価に購入する方法もあるため、状況に応じて買い替えも検討しましょう。

また、買取UP大阪では、工具の高価買取も行っております。

不要になったインパクトドライバー・その他工具がございましたら、お気軽にお問い合わせください。