マキタのバッテリーの復活方法とは?充電不可・寿命でも復活させることは可能?

2020年11月13日

インパクトドライバーをはじめとした電動工具は、リチウムイオン電池をバッテリーとして稼働させているものが多くあります。

そして、そのリチウムイオンバッテリーを製造している国内の代表的な企業、マキタ。マキタのバッテリーは性能の良さから国内外で愛用者が多いことが有名です。

今回はマキタのバッテリーを愛用している方や、リチウムイオンバッテリーのメーカーを比較検討している方に向けて、マキタのバッテリーの性能、充電できなくなった際の復活方法などをご紹介します。

マキタバッテリーの性能とは

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マキタバッテリーに使用されているリチウムイオン電池とは、プラスとマイナスの電極の間をリチウムイオンという物質が動くことで受電と放電が行われる電池のことです。

そして、マキタバッテリーには「小型で持ち運びが楽」「バッテリーの寿命が長い」「急速充電ができる」といった特徴があります。

マキタバッテリーは、小型であっても内臓エネルギーが大容量で、一度の充電で長時間作業を行うことができるため、インパクトドライバーやインパクトレンチといった使用頻度が高い工具を扱う際に最適です。

また、一般的なバッテリーは熱を持ちやすく、過度な発熱によって寿命が短くなってしまうデメリットがありますが、マキタバッテリーは内部に冷却ファンが搭載されており、過度な発熱を抑えることができるため、バッテリーの寿命が長いのです。

マキタバッテリーが充電できなくなった際に考えられること

マキタバッテリーに限らず、リチウムイオン電池を使用しているバッテリーが突然使えなくなった経験をお持ちの方はいらっしゃるのではないのでしょうか。

ここでは、マキタバッテリーが充電できなくなった際に考えられる原因についてご説明します。

過放電の状態が続いていた

過放電とは、電源が入っている状態でバッテリーを長時間放置しておくことです。

この状態が続くと、バッテリー本体を正常に作動させることができる電圧以下となり、充電しても蓄電されなくなってしまいます。

バッテリーがセルアンバランス状態になった

セルアンバランス状態とは、バッテリー内部の電圧バランスが崩れている状態のことです。リチウムイオン電池は、充電する度に少しずつバッテリー不良が進行していきます。

そして、バッテリー内でのセルアンバランス状態が検知されると、過放電や過充電を回避するために一時的にバッテリーが停止し、バッテリーの充電ができなくなります。

バッテリー本体の経年劣化

一般的なリチウムイオン電池は、充電と放電を約500回繰り返すと機能面に支障が出るといわれています。

そのため、ある程度長い期間使用しているバッテリーが急に充電できなくなったという場合はバッテリー本体の経年劣化が考えられます。

マキタバッテリーを復活させる方法

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ここからは、故障したバッテリーを復活させる方法をご紹介します。個人でバッテリー内の過放電やセルアンバランスを判断するのは難しいため、充電できないと思ったら、まずはここでご紹介するバッテリーの復活方法を試してみてください。

1日中バッテリーを充電し続ける

充電が無くなる前に継ぎ足し充電を行うと、バッテリー本体を稼働させるために十分な電力が残っているにも関わらず、これを電池残量不足と誤認識してしまうことも。

1日中バッテリーを充電し続けることによって、バッテリーの誤認識が解消されることがあります。

リサイクルバッテリーを利用する

上記の方法でも復活せず、完全にバッテリーが故障、あるいは、寿命を迎えている可能性がある場合は、「リサイクルバッテリー」を使用してみるのがおすすめです。

リサイクルバッテリーとは、バッテリーパックの中身を詰め替えて再利用すること。リサイクルバッテリーを使用することによって、新品を購入するよりも低価格で新品と同等の機能まで復活させることが可能です。

マキタバッテリーを長持ちさせるためには

マキタバッテリーを長持ちさせるためには、どういったことに注意して使用すれば良いのでしょうか。

高温での使用を避ける

リチウムイオン電池は熱に弱く、高温で使用すると発火の恐れがあります。そのため、外気温が35℃以上のときはリチウムイオン電池を搭載したバッテリーを屋外で使用することは避けましょう。

冷却ファンの稼働中はバッテリーに触らない

マキタバッテリーに搭載されている冷却ファンは、使用中の発熱を冷却し、バッテリーへの負担を抑える役割を持っています。

充電中もしくは充電終了後にバッテリーが熱を帯びていると冷却ファンが稼働するため、稼働中は手を触れないようにしましょう。

毎回の充電を80%までにする

マキタバッテリーに限らず、リチウムイオン電池は100%まで充電すると自動的に給電がストップする仕様になっており、過充電が起こりやすくなります。

過充電はバッテリーに負担がかかる原因になるため、充電は80%までにすることがおすすめ。マキタバッテリーは、充電方法を「満充電」「実用充電」の2つから選べるため、実用充電を選ぶと良いでしょう。

マキタバッテリーを買い替える前に復活方法を試してみよう

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マキタバッテリーをはじめとした、電動工具に使用されるバッテリーの多くは、リチウムイオン電池を使用しています。

一般的なリチウムイオン電池は約500回の充電で寿命を迎えるといわれていますが、マキタバッテリーは使い方を工夫することで長持ちさせることができたり、一度使えなくなってしまったバッテリーであっても、いくつかの方法を試すことで、バッテリーが復活することも。

もし、お持ちのマキタバッテリーが充電できなくなってしまったら、今回ご紹介した復活方法を試してみてはいかがでしょうか。

また、買取UP大阪では工具の高価買取を行っております。

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