公開日:2022.06.29 最終更新日:2022.09.04
『現代アートは今が買い?まだまだ日本人に馴染みのないアートコレクション』
コロナや戦争といったリスクオフからこの2年で有価証券や今までの固定概念であった投資といった分野が崩れ始めています。
2020年にコロナが起こり今年に入りロシアとウクライナが戦争を始め世界の情勢はガラッと変わりました。
半導体不足や、世界各国から輸入されないといった不測事態によって時計や車が高騰し訳のわからないプレ値になっています。
例えば2020年に現行のステンレスのロレックスのデイトナが250万のプレ値であったものが
今は550万円。
ランボルギーニのアヴェンタドールのSVが5500万円だったものが6500万円
この2年での上がり方が極端すぎる。
1、なぜ時計や車が値上がりしているのか
今まで、日経平均やダウ、有価証券などの利回りが硬いと言われれていたものがこのような情勢で
かなりの乱降下になり例えばドル円も11年ぶりの高値を更新され136円に達しました。
その中でローリスクと言われていた物までも乱降下し、じゃあ何に投資したらいいんだと模索する訳です。
そこでやはり安心なものは現物投資です!リスクオフの考え方が変わったのが一つの要因です。
もちろんそれだけが要因ではありません。先程記載しましたたが原料不足、他国のロックダウンなども相まって
どんどんと相場が上がっています。
現物投資として頭角を表したのが時計であったり金、不動産、動産といった物で持っておくという
安心に変わりつつあります。
この高騰がいつまで続くんだ?じゃ今から買ってもまだ上がるのか?
結論から言うと当たり前ですが市場が戻れば値段も落ち着くかとは思います。
流通できないから上がり流通すれば下がります。
テクニカル的にいうと行き過ぎた上髭です。髭をつけ下げ実態値はその間といった頃でしょうか
2、日本人がアートに対しての捉え方
まず世界と日本のアートの市場のお話をすると
世界7兆円の市場があるのに比べて日本は2200万円ほどの市場しかありません。
世界に比べてここまで差があるってなぜだと思います?
例えば個展や美術展を行なっていないのか?
はたまた日本のアーテイストが少ないのか?
そうでは無いんです。
日本がまだまだアートに対しての認知度や興味などが世界に比べて劣っているからです。
3、日本人はアートに対して興味がない?
2で申し上げた通り美術展もめちゃくちゃやってますし、アーテイストも無数に存在します!
発信は他の国と同じく行っているんです!ただ需要が供給よりも追いついていないのが現状で
例えば日本人で道ゆく人に知っている画家を教えてと問いかけると
おそらくゴッホ、ピカソなどと言うでしょうw
頑張って村上隆、草間彌生が限界ではないのでしょうかw
そうなんです。おそらく岡本太郎や山下清あたりから日本のアートは止まってしまっているのです
それくらいアートに対して認知度がないんです。。。
元々日本は居住場所は海外に比べアートを飾る環境がないのも理由の一つかもしれません。
4、なぜバンクシーは知っているのか?
草間彌生や村上隆やバンクシーなどじゃあなぜ知ってるんだって話なんですが
おそらくなんですが他のサブスクで知っていったと思うんです。
例えば、芸能人がそのアーティストが好きだとか、歌手がインスタで載していたそういった観点で
知っていく位で実際『アート』として知ったケースは少ないんではないでしょうか?
海外の有名歌手などが紹介して興味から知っていくなどのケースが多いと思います
今ではYouTuberのヒカキンやラファエルが村上隆の作品を部屋に飾っていたり
ヒカルが山口真人の作品を飾っていたりなどそういった形で知っていく感じだと思います。
アートに興味を持ち勉強して知ったケースが今現在は少ないかと思います。
5、アートに興味がある人は居るのか!?
そもそも話になるんですが興味がある人はもちろんいます。東京、大阪などでアートフェアなど行っても
盛況しているし現に日本にも凄いコレクターもいるんですが
そもそも日本人ってお金を払ってアートを見て鑑賞するといった概念が未だ強い傾向にあると思います。
美術館に行ってお金を払い作品を観ると言った考えが今の絶対数のアートに対しての考えだと思います。
どういう事かと言うと「買うと言う概念よりも見ると言う概念」と言う事です。
買えるんだ!?って言う声もよく聞きます。
それくらい日本人はまだまだ買うと言う概念よりお金を払って見るといった次の段階にいけてないのかなと
思います。
もちろんコレクターも居ますし熱烈なアート好きな方も多数いますが先程の市場の数字で言うとおり
まだまだ少ないのが現状です。
6、じゃ、アートを誰も買わないのか
アートには原画(オリジナル)、版画(シルスクリーン)などがあります
原画というのはもちろんその名前の通りオリジナルですオンリーワンの作品です
この世の中に1つか無いものを原画と言います。
シルスクリーンとはなんですか?
シルスクリーンとは原画を版画しアーティスト公認でエディションNo.をつけて販売するモノを指します。
よくED50とか 12/50と書かれているのはED No.です。
5で記述した通り今の日本ではあったとしてもこのシルスクリーンを
買う人くらいは多いかなといった感じです。
もはや記念的な感じでしょうか?もちろん金額帯も原画に比べてかなり安く買い求めれます。
原画なんてZOZOの社長や凄い人が買うものだと思いこみし買えないものと思い込み
原画か版画その区別もつかない人がまだまだ日本の認知度だと思います。
先程も言いましたが日本は居住スペースが海外に比べ小さくアートを飾る環境がないのも理由としてあると思います。
シルスクリーンくらいなら飾れるかなと言った風潮でしょうか。
7、原画って高いの?
アートって高いと思ってませんか?
テレビなどでバスキアやバンクシーなど話題性のあるイメージで言うと高い!
と思っている方が多いと思いますが
もちろん有名なアーティストのプライマリーは高いですが
よく考えてください有名なアーティストも昔は売れない、安く買える時代もあったことを
ですので安く原画を買えるアーティストもたくさんおられます。手が出ない!といったアーティストも
原画が買えなくてもシルスクリーンくらいは買えるかと思います。
大学生や駆け出しのアーティスももちろん居ますし、エンジェル投資家といったアーティストを成長し世に出るまで応援する方もおられます。
日本の作家さんは非常に人気なので2年前原画を10万で買ったけど今500万するなんて
話は今までザラにあります。
8、アートは投資としてどうなのか
話は戻りますが最近コロナやロシアなどの戦争で従来の投資先が目眩く変わっているのは確かです。
有価証券や株、今までローリスクローリターンとしていたものが値崩れがかなりあったからです。
例えば先程言った現物投資の一つとして時計や車などを上げましたがアートもその一つとして注目を浴びています。
その理由の1つとしてはコロナの蜜の影響でプレ値な商品を
並ぶことのできない今の時代、転売ヤーたちが次に目をつけたのがアートの抽選だったからです。
転売ヤーが昨今のアートのブームの火付け役のように思います。
インスタX転売ヤーX現代アートXコロナ この掛け算に日本のアートがようやく動きだしました。
アートも若者はコレクションではなく例えばステッカーやそのアートに関するアクセサリーが人気を博し
そこからこのアートはなんだと違った方向から興味を抱き、人気が出ています。
その1つがKYNEやBacksideworksやNFTです。
一番初めに書いた日本の市場がまだまだ2200億市場の中で日本人のアーティストは海外からかなりの人気があります。
海外からの需要が多いのに日本の需要は少ないって考えたらコレクターにとっては非常に良い条件だと思います
ただ買ったアートが10年後に化けた!などは良い話だと思うのですが投資目的として購入しって言うのは
少し話が変わってきます、、、
自分の好みやセンスで買うのと投資として上がるだろうと言った感覚は又、違うので注意が必要です
例えば僕はエルグランドが好きだ僕はアルファードが好きだと行っても新車価格は同額でも
中古車市場ではアルファードの方が高い例と同じでその目利きは非常に重要となってきます
9、なぜアートは投資として向かないか
なぜアートが投資に向かないか解説します。
向きませんとも向きますとも言えないそれぞれに理由があります。
1、投資目的の人にはアートを売らない
例えば今市場価値もそこそこついているアーティストの原画が欲しいとなっても簡単には買えません。
個展や展示会でこれくださいって言って買えるもんではありません。
個展や展示会で出ているものはほぼ展示前に売れています。
既にウエイティングリストといった待っている方が沢山いますし、どこの馬の骨かもわからない方に中々売ってはくれません。
ギャラリーやアーティストはもちろん市場価値が上がるにつれてプライマリーも上げてはきますが
市場価値で売ることはありません。
例えば市場価値は1000万円だからといって販売価格も1000万円ではありません。
1000万円でも前後はもちろんありますが200−300万円前後が販売価格といった所でしょうか
と言うことは買ったら儲かるんです。
なのにそう簡単には売ってくれません。
ここが要点なんですが、だからいや私は1000万で買うので売ってください!
なんて事は出来ないので順番を待つしかありません。
もちろん市場価値が上がることがギャラリーやアーティストが望むことなんですが
それを担うのは又違いますので一筋縄では購入はできません。
例え順番や紹介など様々な事案から購入できたとしましょう。
で、売ったとしましょう。もう2度と売ってくれませんwもちろん転売目的と判断されるからです。
日本の有名ギャラリーはそう多くはなく不義理をしたりアートの掟を破ると次、購入は難しいです。。。
なので常識範囲内でコレクションし時間が経ち何かの理由で売却するのは常識範囲内の範疇で
売ればまた買えるかかもしれません。何年か見越した利益が果たして投資というのか。
2、じゃあ投資は無理なのか
結論で言うと可能です。
例えばSBIアートオークションや、サザビーズ、ニューオークションなどのセカンダリー価格で
買えば誰に文句も言われずすぐに買った金額より高く売れれば売っても大丈夫です。
今日買ったものを明日売っても怒られません。w
有名な話で言うとZOZOの社長のバスキアは買った値段も74億でしたが売った金額は109億でした。
保有し、鑑賞し、尚30億儲かるって夢がありますよね!
ただ先程も書きましたが自分のセンスや好みでアートを投資目的で買うのはリスクがあります。
先見の明と綺麗な言葉がありますが9割は上がらず1割が上がるくらいのレベルなので非常に
厳しい世界ということは認識してください。
自分が好きなアーティストの作品を何作品も何年も買いコレクションしそのアーティストが人気が出た!
そう言ったニュアンスが一番理解できるかと思います。
それなら仮想通貨のICOや未公開株を買う方が投資と言えるでしょう。
現代アートは今が売りか!?まとめ
まだまだ日本の市場を考えるとチャンスはあるタイミングかと思います。
例え話ですがビットコインも5万円の時は詐欺だ意味がわからないと誰も耳を傾けませんでした。
100万200万になってから大衆は騒ぎ買い出したのです。
周りが買い、良いと認知し安心し買い始めるのが人間の本能と言えるのでしょうか
でもそれじゃもう手遅れです。投資っていうのは上がってから買う事はリスクです。
アートも同じく世界は7兆円規模なのに日本は2200億市場。まだまだ将来盛り上がってくると思います。
その前に海外から人気高い日本人アーティストの作品をコレクションしておくのも夢をかう投資としては
ありなんじゃないんでしょうか?
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