公開日:2025.11.23

今こそ買いたい電気圧力鍋5選・こだわりの選び方

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共働き家庭が増え、料理に割ける時間が限られてきた現代。さらに、健康志向の高まりから「外食よりも自炊」という考え方も広がっています。

しかし、時間がない、面倒、料理が苦手といった理由で、毎日の献立に悩む人は後を絶ちません。

そんな日々の悩みを解決してくれる救世主――それが電気圧力鍋です。

電気圧力鍋は、食材と調味料を入れたら、あとはボタンを押すだけ。短時間で驚くほど柔らかく煮込まれた肉や、芯までふっくらと炊けた玄米が完成します。

「時間のない平日にこそ、ちゃんとした食事を取りたい」

そんな希望を叶えてくれるこの調理家電の魅力を、家電評論家の視点から詳しく紹介していきます。

1. 電気圧力鍋とは何か?―火加減いらずの調理革命

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圧力鍋はもともと、密閉空間で気圧を高めて水の沸点を上げ、加熱効率を劇的に高める調理器具として開発されました。これにより、通常30分以上煮込む料理も、たった10分で完成することも珍しくありません。

しかし、従来の圧力鍋には火加減の調整が難しい、蒸気が吹き出すと怖い、フタの開閉が面倒、圧が抜けるまで待たされるなどの課題もありました。

こうした点をすべて克服したのが電気圧力鍋です。電源ボタンを押すだけで、温度調整も圧力制御もすべて自動。「火のそばに立ち続ける必要がない」という点が、忙しい人々から絶大な支持を受けている理由です。

高温・高圧での調理という特性上、安全性は非常に重要です。電気圧力鍋の多くには、フタがロックされないと加圧が始まらない仕組み、内部圧が高い状態ではフタが開かない構造、内鍋が正しくセットされていないと動作しないセンサーなど、さまざまな安全装備が搭載されています。これにより、料理初心者や年配の方でも安心して使うことができるようになっています。

2. 電気圧力鍋を選ぶ際のポイント5つ

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電気圧力鍋は家電量販店や通販サイトで多くの機種が並び、値段も5,000円〜5万円台と幅広いため、「結局どれがいいの?」と迷ってしまう人も多いでしょう。ここでは後悔しないための選び方の基準を5つ紹介します。

①容量:家族人数+保存食の量で決める

電気圧力鍋は一般的に1.6L〜6.0L程度のサイズ展開があります。

選ぶ際は、単なる人数分ではなく、「一度に作って保存したい量」を含めて考えるのがポイントです。

一人暮らし〜2人家庭 → 2.0〜2.5L

3〜4人家族 → 3.5〜4.0L

5人以上や作り置き派 → 5.0L以上

容量が大きければ多く作れますが、そのぶん本体サイズも大きくなりがちなので、キッチンの収納スペースも考慮しましょう。

②プリセットメニューの有無と数

「ボタン一つで料理が完成する」という便利さは、プリセットメニューの存在が大きく貢献しています。

カレー、シチュー、角煮、炊き込みご飯など、主要な和洋料理が最初から登録されているモデルが多数存在します。料理が苦手な人や、レパートリーを広げたい人はメニュー数の多いモデルを選ぶと便利です。

③操作性:ディスプレイやボタンの見やすさ

電気圧力鍋は意外と「液晶が小さくて見えにくい」「操作がわかりづらい」といった声もあります。高齢の家族と共用する場合などは、タッチパネルや音声ガイダンス、視認性の良さにも注目しましょう。

④お手入れのしやすさ

調理後は当然、洗浄が必要です。特に内鍋の材質や、パッキン・内ぶたが分解可能かどうかは見逃せません。

フッ素加工であれば、洗いやすく、焦げにくい特徴がありますが、経年劣化もあります。一方、ステンレス製の場合は長持ちするが焦げやすいのですが、保温性が高いです。食洗機対応パーツがあるかもチェックしておきましょう。

⑤メーカーのサポート体制と部品交換

電気圧力鍋は毎日のように使う製品ですから、消耗部品の入手のしやすさやサポートの質も大切です。

信頼できるメーカーのものを選ぶと、修理対応やパーツ交換がしやすく、長く使うことができます。

3.電気圧力鍋の効果的な使い方

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電気圧力鍋は「材料を入れてボタンを押すだけ」と言われますが、ちょっとしたコツを知るだけで仕上がりが格段に変わります。ここでは、使いこなすためのポイントをいくつか紹介します。

①材料の切り方に工夫を

電気圧力鍋は圧力で一気に熱を通すため、素材の大きさや厚みによって火の通り方が異なるのが特徴です。

例えば、じゃがいもやにんじんなどは、大きすぎると中心が煮えにくい肉は厚すぎると時間がかかり、薄すぎると崩れやすいものです。そのため、事前に均一なサイズにカットしておくことで、火の通りが均一になり、失敗のリスクが減ります。

② 味付けは「後入れ」も有効

圧力調理では、加熱中に味が飛びやすいため、醤油や味噌などの風味成分は後入れがおすすめです。塩・砂糖・酒など基本調味料は最初に入れておくこと、しょうゆ・味噌・みりんは仕上げに加えて再加熱(保温モードなど)することにより、香り高くしっかりと味の染みた料理に仕上がります。

③加圧時間+減圧時間を把握する

電気圧力鍋は「加圧→保温→減圧」のプロセスを自動で行いますが、「完成までのトータル時間」を正しく理解しておくことも大切です。たとえば、「加圧5分」と書いてあっても、実際には…加熱に10分(圧力がかかるまで)加圧調理に5分、減圧に10〜15分(自然放置で圧を抜く場合)と、合計で30分以上かかるケースもあります。これは失敗ではなく設計上の仕様なので、「思ったより遅い」と感じないよう、最初から全体の時間感覚を持って使いましょう。

④予約・保温機能を最大活用する

朝、出かける前に材料を入れてタイマー予約。帰宅したら、部屋中に煮込みの香りが漂っていて、すぐに夕飯が食べられる――これこそ電気圧力鍋の真骨頂です。また、夕食後の「作り置き」「翌日の弁当準備」にも重宝します。保温モードでじっくり寝かせることで、より一層味が染み込みます。

4. 電気圧力鍋を購入する方法

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製品選びの目星がついたら、いよいよ購入です。

ここでは「どこで買うか」「どう買うか」について、家電評論家としての視点から解説します。

①家電量販店(実店舗)

実物を手に取って確認できること、店員から説明を聞けるメリットがあります。ポイントやセールの活用で安く買える場合もあります。デメリットとしては、人気機種は在庫切れになりやすいこと、店舗によって展示品が異なるため、目当ての製品が見つからない可能性もあることです。初心者や機能を実際に触って比較したい人におすすめです。

②ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)

豊富な品揃えがメリットであり、レビューや評価が多く参考になります。最安値を簡単に比較できるので、選んで買いたい人にはお勧めの方法です。デメリットとしては、実物を見られない、偽物・類似品に注意が必要、初期不良の際の返品手続きがやや手間がかかるため、知識がある人や、価格重視の人におすすめです。

③メーカー公式サイト

製品仕様やサポート体制がしっかり記載されていること、限定モデルやセット品が手に入る場合あり、修理やパーツ交換対応もスムーズなのがメリットです。デメリットとしては、他と比べて価格がやや高めであること、ポイント還元やセールが少ない傾向にあります。信頼性や長期使用を重視する人におすすめです。

④リサイクルショップ(中古・アウトレット)

最近では、状態の良い電気圧力鍋が中古市場にも多く出回っています。圧倒的に安い価格帯(新品の半額以下も)の製品や、掘り出し物に出会えるメリットがあります。試しに使ってみたい初心者にはうってつけです。デメリットとしては使用履歴がわからない(内鍋の劣化・パッキンの硬化)、付属品(内ぶた・説明書など)の欠品がある場合、保証期間が短い、または無いこともあるので、試しに電気圧力鍋を使ってみたい方、予算が限られている方には良い選択肢ですが、状態の確認は必須です。

5.家電評論家が選ぶ!おすすめ電気圧力鍋5選

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電気圧力鍋は、各メーカーがしのぎを削る競争市場。ここでは、価格帯・機能性・使いやすさなど多角的に評価し、「これは間違いなくおすすめできる」と言える製品を5つ厳選しました。

①【シャープ】ヘルシオ ホットクック(KN-HW24G)

参考価格:58,000円前後

容量:2.4L

ホットクックは正確には「電気圧力鍋」ではなく「無水自動調理鍋」ですが、その完成度と人気は圧倒的。

AIで火加減・かき混ぜまで制御し、手放しで本格的な煮込み料理や蒸し料理が完成します。

Wi-Fi対応で、クラウド上のレシピと連携でき、外出先から操作可能。共働き世帯からの支持も厚く、料理のハードルを一気に下げる製品です。自炊はしたいけど料理は苦手。ボタン一つで「プロの味」を出したい人におすすめです。

②【パナソニック】電気圧力なべ SR-MP300

参考価格:25,000円前後

容量:3.0L

スタンダードな電気圧力鍋として評価が高く、炊飯・煮込み・スープ・スチームなど多機能ながら、シンプルな操作性と安全設計が魅力。特に「かんたん調理」ボタンで基本料理を自動で作れる点は、初心者にも扱いやすい設計です。また、内鍋はフッ素加工されており、手入れも簡単。圧力鍋の初心者、ファミリー層、健康調理を日常化したい方にお勧めです。

③【アイリスオーヤマ】電気圧力鍋 PMPC-MA4

参考価格:16,000円前後

容量:4.0L

コスパの高さで知られるアイリスオーヤマのモデル。容量が大きく、煮物・ご飯・カレー・スープなどのプリセットメニューも豊富。最大の特徴は「グリル鍋」としても使える2WAY設計で、加圧調理だけでなく、鍋物や卓上調理にも対応可能。内ぶたやパッキンも取り外し可能で洗いやすいのもよいです。できるだけ安く・多用途に使いたい一人暮らしや若い夫婦向けにお勧めできます。

④【象印マホービン】自動圧力IHなべ EL-MB30

参考価格:44,000円前後

容量:3.0L

象印らしい「丁寧な調理」を追求した逸品。最大の魅力は「やわらかごはん」「とろとろ煮込み」など、日本人の食卓に最適化されたモードが豊富なこと。内鍋は厚みがあり、保温性能も抜群。高齢者や小さな子ども向けの「やわらか調理」なども搭載されており、健康志向にも対応。ご高齢のご家族と同居している方、健康的な家庭料理を重視する方には重宝する製品です。

⑤【ティファール】クックフォーミー 3L(CY8701JP)

参考価格:35,000円前後

容量:3.0L

クックフォーミーの大きな特徴は「液晶ナビゲーション」。150種類以上のレシピが本体に内蔵されており、画面を見ながら手順通りに進めるだけで料理が完成。圧力調理のほか、通常の鍋として炒め調理も可能。まるで「話すレシピ本」のような使い心地があり、安心感があります。毎日の献立に迷いたくない方、献立の自動化を求める方にはお勧めの一台です。

6.圧力鍋特集のまとめ

毎日の食事は、生活のリズムと心の健康に直結しています。「料理にかかる時間と手間を減らしたいけれど、外食ばかりでは不健康」「子どもやパートナーに、きちんとした料理を食べさせてあげたい」そう思っている人にこそ、電気圧力鍋は最良のパートナーになります。このコラムで紹介した内容を参考に、自分にぴったりの一台を見つけてください。そしてぜひ、料理をもっと身近で楽しいものにしていただければと思います。

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