公開日:2022.09.20

リモートワークスポットに困っているみなさん!こんな場所でも大丈夫!

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リモートワークは、自宅やコワーキングスペースなど、オフィスから離れた場所で働くことで、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された時などに、各企業が自宅などでの就労を勧めた際に生まれた新しいワーキングスタイルの1つです。
リモートワークでは、基本的にパソコンやスマホなどを使用し、その端末をインターネットに接続し、メールやチャット、ウェブ会議などを活用して業務を行うことになります。どんな場所でも働くことができるワーキングスタイルとしても注目を集めており、全国各地を移動しながら働き続ける「ノマドワーカー」や、リゾート地にしばらく腰を据えて働き続ける「ワーケーション」など、新しい働き方が生まれたのも、リモートワークが市民権を得るようになってきたことが一因と言えます。
政府の掲げる「成長戦略」にも挙げられているリモートワークは、今後も各企業で取り組みが加速していくものと思われますが、今回はそのリモートワークに適した場所や必要なアイテムについて詳しく解説します。

1. リモートワークはビジネスの世界で普及したのか?

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リモートワークがどの程度企業で実施されているのかは、総務省の調査によって明らかになっています。総務省が2021年8月に公表した「ポストコロナ時代におけるリモートワークの在り方検討タスクフォース」の資料によると、企業のリモートワーク実施率は2020年5月28日~6月9日には56.4%にまで上昇しました。
その後、緊急事態宣言が解除されると実施率は30%台にまで低下しましたが、その後も実施率は30%前後を推移している状況であり、リモートワークは新しいワーキングスタイルとして定着したと考えてよいでしょう。
NTTグループがリモートワークによる就労を完全に解禁するなど、もはや「通勤しなくてはならない」と言う概念すらなくなりつつある令和の世の中、これからはさまざまな業界でリモートワークが普及していくものと思われます。
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2. 自宅でリモートワークができない理由

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リモートワークを行う場所として、最も多いのが「自宅」となっていますが、中には自宅でリモートワークをしたくてもできない人が多いのです。その理由について主なものをピックアップしてみました。

(1) 他の家族がいる

リモートワークの場所として最も利用されている「自宅」…1人暮らしのアパートやマンションもあれば、子どもたちと一緒に暮らすマイホーム、と言う人もいるでしょう。

自宅であればお金も移動時間もかからず、オンラインミーティングでもなければ部屋着のまま仕事ができるのでリラックスして仕事ができる環境なのですが、家族がいると集中して仕事ができなかったり、閉じこもって仕事ができる部屋がない人にとっては、自宅は理想の環境とはなり得ない場合もあります。「子守をしながら仕事」なんてことは、絶対に出来っこありません。

(2) Wi-Fi環境が整っていない

総務省が2021年4月に発表した統計によると、「通信環境の整備(通信速度や回線の不足等)」に困っている事業者が4割程度見受けられました。会社としても通信環境が整っていないし、社員も自宅等で通信環境を持ち得ていない場合があり、「リモートワークをしたくても取り組めない」現状が浮き彫りになっています。

また、Wi-Fi環境は整っていても、社員がオンライン勤務に必要なスキルを持っていないなどの事情もあり、リモートワークを導入しても、利用するのはそれらに対応できる若い社員のみで、50代以上の社員は今まで通りの勤務スタイルを貫くしかなく、結果的にリモートワークが車内で普及しない弊害を抱えている企業も多いようです。

(3) 機器が整っていない

リモートワークの際に使用するデバイスは、会社から貸与したノートパソコンのほか、個人が所有しているプライベート用のパソコンやタブレットを使用している場合もあります。後者の場合はデバイスの性能が社員間で一致しないため、ミーティングをしていてもタイムラグが生じて思うように打ち合わせができないなどの弊害が起きることも多いです。

また、世間の人がリモートワークを使用することが多くなったことで、一時的に通信回線の速度が不足することがあり、大手携帯電話キャリアの通信障害でも起きようものなら、そのあおりを受けてリモートワークが一切できなくなってしまうリスクも抱えています。

(4) 情報の持ち出しができない

リモートワークを導入した場合、自宅などの社外から社内のサーバーにアクセスし、データを参照する必要がでてきますが、この際にセキュリティ対策を万全にしないと、情報漏洩のリスクが高まります。

特に、リモートワークにおいて、インターネットカフェやファミレスなどの無料Wi-Fiを使用する場合、不特定多数の人と共有するWi-Fiはセキュリティ対策が講じられていないと、その中で機密情報が漏えいするリスクも高まります。

情報漏えいのリスクを回避するには、VPN(仮想プライベート回線)を構築するなど、インターネット回線のセキュリティを確保することが一番の対策です。最近ではオフィスにある自身のPCを別の場所から操作する「リモートデスクトップ」、サーバー上で提供される「仮想デスクトップ」を使用することで、情報漏えいを防ぐ取り組みが適切です。

(5) 効率が上がらない

リモートワークは自宅やカフェなどでの勤務スタイルであり、対面でコミュニケーションをとることはまず不可能です。例えば、困難や課題に直面した時、オフィス内であればすぐに別のスタッフと話をして問題を解決することができるなど、仕事の効率はかなりスムーズなのですが、リモートワークの場合はこうはいきませんから、結果的に仕事の効率が上がらないリスクもあります。

また、社員間のコミュニケーションの不足によって、チーム内で連携が取りにくくなったり、ミーティングの不十分さによってプロジェクトにトラブルが起きやすくなるなど、生産性の低下も起きています。そのため、企業によってはリモートワークメインであっても、週1回は必ず会社に出勤することを義務付けるなど、対面型のコミュニケーション機会を維持する取り組みを進めているところが多いです。

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3.  リモートワークで行える業務

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では、実際にリモートワークで行うことができる、主な業務について紹介します。

(1) ミーティング

オンラインミーティングアプリ「Zoom」や「Googlemeet」などを使用すれば、お互いの顔を見ながらミーティングを行うこともできます。また、これらのアプリには自身のデスクトップ画面を他者に共有することができたり、チャット機能を使って資料を他者に送ることもできるので、会議のペーパーレス化を図ることもできます。

(2) 文書作成

エクセルやワードなど、一般的なビジネス文書や資料などの作成はリモートワークでも十分可能です。ただし、イラストや動画など、作成したファイルのデータが大きめになる場合、電子メールで添付して報告することが難しいので、その際はクラウドドライブなどを活用してやり取りする必要があり、別途それらのサービスを導入する必要があるでしょう。

(3) 電子メールの送受信

他の企業や個人に仕事の依頼や報告をするのは、電子メールでも問題はありません。この場合、所属する会社から賦与されている電子メールアドレスを使用できれば問題ありませんが、プライベートの電子メールアドレスを使用した場合、先方から疑念を抱かれたり、迷惑メールに振り分けられる可能性もあり、コミュニケーションが滞る場合もあります。

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4. リモートワークに適した場所はこれだけある!

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では、ここからはリモートワークにおススメの場所をいくつかご紹介します。自宅以外にも、さまざまな場所でリモートワークが可能なので、ぜひ一度お試しください。

(1) リモートワーク専用スポット

最近では「コワーキングスペース」あるいは「シェアオフィス」と呼ばれるサービスが都市圏を中心に生まれていますが、これは他人とスペースを共有して仕事を行う場所として、時間料金を支払って使用するスペースのことで、個室スペースを利用すればリモート会議なども十分行えます。

コワーキングスペースとシェアオフィスには、Wi-Fiや電源、コピー機などの仕事に必要な機器やサービスはすべてそろっているので、自宅よりも快適にリモートワークを行うことができます。ただし、施設利用料は有料となるので、この部分の経費を会社が持ってくれるかどうかはあらかじめ確認しておいてください。

(2) 公共施設

図書館や公民館など、一部の公共施設では無料Wi-Fiを提供している施設もあり、ロビーなどでリモートワークを行うことも可能です。また、貸室を行っている施設であれば、自身でWi-Fiを持ち込んで部屋を貸し切り、その中でリモートワークを行うことも可能です。

公共施設の場合、使用できる用途に制限がある場合もあるため、あらかじめ施設に問いあわせて使用の可否を確認してから使用することをおすすめします。

(3) カラオケボックス

リモートワークの穴場が「カラオケボックス」の個室です。ビックエコーなどのカラオケボックス経営大手が、リモートワーク利用者のために専用プランを展開しているなど、業界としてもリモートワーク利用者を積極的に取り込もうとしています。

カラオケボックスでのリモートワークは、個室なので周囲を気にせず作業ができたり、もともとテーブルが大きいのでさまざまな資料や端末を広げても仕事がしやすいこと、お腹がすいたら軽食が注文できるし、ドリンクバーを利用できたりするので、長時間リモートワークをしやすい環境にあるとも言えます。ただし、あくまでカラオケボックスなので、別の部屋から歌声が聞こえてきても、ある程度我慢しなくてはなりません。

(4) ビジネスホテル

ビジネスホテル業界も、旅行や出張目的の宿泊者が減少したこともあり、最近ではリモートワーク向けに、日帰りで客室を利用できる「デイユース」を提供しているホテルが増えています。

ホテルの客室を使用すれば、人の目を気にせず仕事ができ、リモートミーティングなども気軽に行えます。また、ベッドやお風呂が部屋にあるので、リラックスしたい時にはそれらを利用することもできるので、長時間の仕事や、集中して仕事をしたい時にはおすすめの施設です。

もちろんWi-Fiも完備されているので、通信環境も十分です。ただし、ホテルによってはWi-Fiの接続が悪かったり速度が遅い場合もあるので、利用時にその点を確認しておく必要があります。

(5) 自家用車の車中

ワンボックスや軽四の荷室であれば、フラットな環境が構築でき、そこでWi-Fi環境を構築さえできれば、屋外でリモートワークをすることは可能です。

なので、自分の好きな海を見ながら仕事をしたり、キャンプを楽しみながら仕事に興じる「ワーケーション」同様のリモートワークを行うことができます。いつもと違う環境の方が、気分転換もできて、アイディアを生み出しやすいこともあるので、自宅などでのリモートワークに疲れてしまったら、自家用車に荷物を積み込んで自然の中でリモートワーク、と言うのもおススメです。

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5. どこでもリモートワークができる?おすすめのアイテム

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それでは、リモートワークの自由度を高めてくれるアイテムを、この機会にぜひご紹介しましょう。

(1) ポケットWi-Fi

携帯キャリア会社が提供しているもので、通信量に応じて使用料がかかる「従量制」や、通信量の制限があるけども上限に達しない限りは使い放題の「定額制」のサービスがあります。

いずれのサービスも、それぞれの携帯キャリア会社が提供している通信エリア内であれば、50M程度の通信速度のWi-Fi環境を持ち出すことができます。

(2) タブレット

ノートパソコンを持ち歩くのはかさばることもありますが、タブレットであればビジネスバッグの中に入れてもそれほどかさばることはありません。高度なイラスト作成や動画編集さえしなければ、一般的な文書作成やオンラインミーティングなどに使用しても十分使用することができます。

(3) キャンプ用テーブル

車内などでリモートワークをする場合、端末や資料の置き場としてお勧めなのが1人用のキャンプ用テーブルです。折りたためば荷物になることもありませんし、最近では運転席用のテーブルも販売されているので、使いたい場所に合わせて購入するのがよいでしょう。

6. リモートワークに関連するまとめ

通勤手当の削減などを図ることができるなど、さまざまなメリットがあるようですが、すべての業務をリモートワークで済ませることができないのも事実です。

そして、実際に働いている側の方も、リモートワークのメリットとデメリットをまだまだ理解できていない部分がありますから、雇う側と雇われる側、それぞれのメリットとデメリットを見比べて、お互いにWin―Winとなる部分があれば、今後リモートワークはさらに普及するものと思われます。

あと、今回紹介したタブレットやキャンプテーブルはリサイクルショップでも取り扱われているので、まずは中古品を購入して使ってみることもできます。もし、家庭でタブレットやキャンプテーブルが不要になっていれば、リモートワーク需要が高まっている今、買取価格もアップできるチャンスなので、一度査定を受けてみることをお勧めします。ソロキャンプで使えるようなキャンプアイテムであれば、リモートワークでも十分活用できるのでぜひリサイクルショップに相談してみましょう。

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