公開日:2022.10.04
これだけ覚えれば大丈夫!鉄道模型の魅力
日本にはさまざまな地域に鉄道路線が走っています。そのような環境もあり、鉄道写真を撮影することにこだわる「撮り鉄」や、路線の乗車にこだわっている「乗り鉄」など、さまざまな鉄道愛好者がいます。そんな鉄道愛の表現方法として、また鉄道愛を実感できる趣味の1つとして「鉄道模型」があります。実際の鉄道路線の風景を再現したり、すでに引退した車両を走らせることができたり、鉄道ファンにはたまらない趣味の1つとされています。今回は、そんな鉄道模型の魅力などを、詳しく解説します。
1. 日本の鉄道模型とメーカー
鉄道模型は、日本のみならず世界的にも愛好者の多い商品です。でも、日本国内の鉄道車両などを製造廃版するのは、やはり日本に拠点を置くメーカーの方が多いです。メーカーによって商品や部品などそれぞれが独立した商品を展開しているので、どのメーカーの「線路」を選ぶかということは、鉄道模型愛好者としてはかなり重要な選択となります。
鉄道模型の中でも、日本国内のNゲージ対応製品を発売しているのはと「TOMIX(トミックス)」と「KATO(カトー)」が有名です。それぞれのメーカーごとに商品や部品を発売しており、それぞれのメーカーが製造している線路は、別メーカーのものと互換性がないため、メーカーごとの商品ラインナップなどを考慮しつつ、再自身の趣味に適したメーカーを選ぶことをおすすめします。
せっかくなので、日本国内の2代メーカーについてご紹介します。
まず、TOMIX(トミックス)は、トミカやプラレールを販売しているタカラトミーが手掛ける鉄道模型ブランドで、プラレールで培われたシステムを鉄道模型にも採用しており、レールなどの組み合わせなど拡張性はライバルメーカーよりも優れていると評価も高いです。誰でも簡単にはじめることができ、複雑なレールの組み合わせが可能なので、駅構内の線路構成を再現することも容易です。
鉄道車両は国内生産を貫いており高品質を実現しています。実車を忠実に再現することにこだわって作られている製品は細部まで塗装されており、1ミリ単位以下の部分にも塗装がなされているなど、最高峰の技術で製造されています。「動かす」だけでなく「飾る」ことにもこだわりたい愛好者の方にはお勧めのメーカーです。
一方、日本で初めて鉄道模型を製造販売したKATO(カトー)は、Nゲージ鉄道模型のパイオニアとして、国内自社工場による一貫生産体制のもと、より良い製品づくりに取り組んでいます。KATOでは、鉄道車両や線路だけでなく、ジオラマ政策に欠かせない用品や走行音にこだわったサウンドなど、愛好者が望む再現度を高めるこだわりをかなえてくれる商品ラインナップを取り揃えています。鉄道模型専業メーカーだからこそできる商品ラインナップは、鉄道模型のビギナーからベテランまで、鉄道模型の楽しさを満喫することができる製品となっています。
2. 鉄道模型の種類
鉄道模型は、線路幅によって「ゲージ」という規格が定められており、その種類は大きく3種類に分かれています。基本的に、同じゲージであれば車両同士の連結が可能で、同じ規格の線路の上を走らせることもできますが、メーカーによって互換性に差が生じることもあります。初心者には、手頃で扱いやすい「Nゲージ」から始めることをおすすめします。
それでは、主なゲージについてその特徴などをご紹介しましょう。
(1) Nゲージ
線路の幅が9mmなので、英語の9(Nine)の頭文字から「Nゲージ」と呼ばれています。Nゲージは国際規格となっているので、外国製の鉄道模型も走らせることが可能です。省スペースにまとまることもあり、畳1枚分のスペースがあれば展開して楽しむことができます。世界的に普及している形式のため、車両や線路など部品の種類も豊富で、日本国内の模型店でもまず商品がそろっています。おまけに価格もリーズナブルなので始めやすい規格と言えます。
(2) HOゲージ
線路の幅が16.5mmあり、金属製の車両を走らせることができる規格です。線路の幅が広い分、実際のスピードに近い速度で模型を走行させることもできるなど、模型を走らせることにこだわりたい人にはお勧めの規格と言えます。現在では、プラスチック製の製品も登場するなど、手軽に楽しめるようになりましたが、レイアウトを作るためには広い場所が必要となることから、日本では主流にはなり得ていません。
(3) Zゲージ
線路の幅が6.5mmなので、とにかくコンパクトな規格です。コンパクトなスケールを活かして、車両の長編成を組んだり、規模の大きなレイアウトを作ったりすることもできるので、博物館などで往年の風景を再現するためにジオラマが作られたりする際に採用される規格でもあります。こちらも、日本では主流にはなり得ていません。
3. 鉄道模型・Nゲージをはじめよう!
(1) 必要なアイテムを把握しよう
Nゲージを楽しむうえで最低限必要になるのが、線路(レール)、車両、そしてコントローラー(電源装置)の3種類です。このうち、線路とコントローラーは、メーカーによってポイントの配線が異なることもあるため互換性がありません。ですので、これら2つは同じメーカーのものを使用しましょう。車両は、Nゲージ対応車両を使用すれば互換性があるので問題はありません。これらの3種類のアイテムは、自身の好みによって買い足すこともできますが、同じメーカーの物を購入しないと、使用できないこともあることは留意しましょう。
(2) スターターセットを活用しよう
初心者におすすめなのが、線路、車両、コントローラーがセットになっている「スタートセット」で、これを購入すればその日から自宅などで鉄道模型を楽しむことができます。スターターセットで鉄道模型の基本を学んでから、線路や車両などを徐々に活用していくのも楽しみ方の1つです。
(3) 愛好者のブログなどを参考に使用
鉄道模型の楽しみ方には「配線の再現」や「実風景の再現」もあります。鉄道写真の名所などをジオラマとして再現する鉄道模型愛好者も多いですが、愛好者の中にはブログなどで自身の製作したジオラマを紹介してくれている人も多いです。初心者がいきなり壮大なジオラマを作るのは難しいですから、まずは愛好者の先輩の工夫などを見て、自身ができることからチャレンジしてみることもおススメです。
4. 車両コレクションにはまるのはなぜ?
鉄道模型愛好者の中には、さまざまな鉄道車両をコレクションして、思い思いの車両を走らせる人も多いです。
いわば「車両コレクション」にこだわっている愛好者も多いのですが、なぜそこまで車両のコレクションにこだわっているのでしょうか。
(1) 最新車両が登場するから
鉄道の世界では、最新車両がどんどん登場しています。2022年ではJR東海のハイブリッド型車両HC85型、西九州新幹線に採用された新幹線N700S型など、毎年日本のどこかで新型車両が登場していますが、鉄道模型メーカーではこれらの最新車両をモデルとして製作販売しています。鉄道模型愛好者としては、最新の車両を走行させる楽しみは鉄道模型の醍醐味と言えます。
(2) かつて現役の車両があるから
新型の車両が登場する一方、今まで活躍してきた車両がどんどん姿を消しているのも事実です。例えば「湘南型車両」として名をはせた113系電車は既に日本国内から姿を消していますし、その後継機種である115系も一部の地域にのみ現存し、オリジナルのオレンジ色と緑色の塗色を維持している車両となれば、岡山県周辺と長野県の一部、新潟県の一部にしか存在していません。これらの車両であっても、鉄道模型があれば往年の融資を自宅などで再現することができるのも鉄道模型の魅力です。今後、振り子装置を搭載した特急車両381系など、姿を消す予定の鉄道車両も多いことから、引退前にこれらの車両を購入する愛好者も増えると思われます。
(3) 走行動画を撮影できるから
鉄道模型は、コントローラーを使用して実際に走行している風景を再現できるのも魅力です。スマホ写真などで走行中の風景を模した撮影も可能ですし、動画として撮影して他のユーザーにも鉄道模型の楽しさを伝えることだってできるのです。
5. 鉄道模型は中古品でも問題ない?
鉄道模型は、中古品の買い取りも活発です。大手のリサイクルチェーン店だけでなく、模型店などでも車両や線路などの部品を買い取っているサービスを実施しています。中には、廃版になった車両も販売されていることがあり、定価の数倍で取引されている車両も存在します。また、ネットオークションやメルカリなどでも数多くのアイテムが取引されています。
鉄道模型は、最初から新品ではなく、中古品ですべてを揃えて鉄道模型を始めることだってできます。昔区に比べると、鉄道模型を始めやすくなったと考えてもらっていいでしょう。
6. 鉄道模型についてのまとめ
鉄道模型は、以前ですと「マニアの楽しみ」レベルの趣味でしたが、車両や線路などの部品が入手しやすくなったこともあり、最近では愛好者が増えています。車両を走らせる楽しみ、実際の風景を再現する楽しみになど、鉄道模型の魅力にはまっている人はこれからも増えると思われます。
特に、新型コロナウイルス感染症の拡大により、ステイホームの風潮が高まったことで、自宅でも楽しむことができる趣味が注目されましたが、鉄道模型もその1つになりました。鉄道模型メーカーもさまざまなスターターセットを発売するなど、人気の高まりに対応した商品展開を進めています。鉄道模型を「始めようかなぁ」と思っていたみなさんには、まさに「始めるなら今!」といえるでしょう。
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