公開日:2025.08.03

炊飯器を選ぶ!こだわりポイント5選+おすすめ製品5品

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日本人の食卓に欠かせない「ごはん」。その主役を担う炊飯器も、いまや“ただ炊くだけ”の時代ではありません。ふっくら甘みのあるごはんを追求する高機能モデルから、パンやケーキが焼ける万能調理器まで、炊飯器はまさに日々進化を遂げています。

本記事では、最新炊飯器の注目機能や活用方法、購入時のこだわりポイント、さらに筆者厳選のおすすめ5モデルをご紹介します。「今どきの炊飯器ってどう違うの?」「買い替えたいけど選び方がわからない」と悩んでいる方、必見です!

1. 最近の炊飯器と便利な機能とは?

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かつて炊飯器といえば、スイッチひとつでごはんを炊くシンプルな家電でした。しかし近年では“炊き分け”“甘みアップ”“玄米対応”“調理モード付き”といった多機能化が進み、使い方次第でキッチンの主役にもなれる存在に進化しています。

最新モデルの便利な機能として、ただ炊飯するだけでなく、さまざまな調理に活用できるなど、昨日が充実していることが挙げられます。その便利な機能をいくつかご紹介します。

① 圧力IH式でふっくら炊き上がり

近年の炊飯器で主流となっているのが「圧力IH式」です。IH(電磁誘導加熱)は、内釜全体を均一かつ高火力で加熱できる仕組みで、従来のマイコン式に比べて大幅に炊きムラが減っています。さらに“圧力”を加えることで、沸点以上の高温(100℃超)での炊飯が可能になり、お米の芯までしっかりと熱が通ります。その結果、外はふっくら、中はモチモチとした、まるでかまど炊きのようなごはんが自宅で味わえるのです。特に玄米や雑穀米など硬めの穀物もやわらかく仕上がるため、健康志向の方にもおすすめ。モデルによっては圧力の強弱を数段階で調整でき、ごはんの固さや粘りを家庭の好みに合わせて炊き分けることも可能です。

② 多彩な炊き分けメニュー

最新の炊飯器には、目的や好みに応じた多彩な炊き分けメニューが搭載されています。たとえば「かため」「やわらかめ」「すし飯用」「おにぎり用」など用途別の食感調整ができるほか、「玄米」「雑穀米」「麦ごはん」「発芽玄米」といった健康志向メニューにも対応しています。さらに、冷凍ごはん専用モードでは、解凍後もベタつかずにふっくら感をキープできるように炊き上げてくれます。近年では、お米の銘柄(コシヒカリ・あきたこまち・ゆめぴりかなど)を自動で認識して最適な加熱プロファイルを選んでくれる「銘柄炊き分け」機能も登場。家族それぞれの嗜好や健康状態に応じた調理が簡単にでき、日々の食卓がより多彩で満足度の高いものになります。

③ タイマー&保温性能の進化

炊飯器の基本機能である「タイマー」と「保温」も、今では格段に進化しています。予約炊飯機能は、従来の「○時に炊きあがる」に加え、「◯時間後に炊く」など柔軟に時間設定が可能になり、朝食や帰宅時間に合わせて炊き立てのごはんを用意できます。また、注目すべきは保温性能。従来は数時間で味が劣化していたごはんも、最新のモデルでは「極うま保温」「スチーム保温」などの技術により、長時間経ってもパサつきや臭みが少なく、おいしさを保てます。さらに真空構造を用いた「真空保温」では、ごはんが酸化するのを防ぎ、24時間以上保温しても炊きたての味わいを維持できるモデルも登場。共働き家庭やごはんをまとめて炊く人にとって、非常にありがたい進化です。

④ スマホ連携機能

炊飯器もスマート家電として進化を遂げています。Wi-FiやBluetoothを搭載したモデルでは、スマートフォンと専用アプリを連動させることで、遠隔操作や管理が可能になります。たとえば、外出先から炊飯開始の指示を出すことや、タイマー予約の変更、現在の炊飯状態の確認などがスマホひとつでできるのです。また、アプリには豊富なレシピや炊き方のアドバイスが掲載されており、日々の食事に新たなアイデアを提供してくれます。さらに、Amazon AlexaやGoogleアシスタントと連携すれば、音声操作で「ごはんを炊いて」と指示するだけ。忙しい共働き家庭や育児中の方、調理時間を効率化したい人にとって、炊飯器のスマート化はますます魅力的な機能となっています。

2. 炊飯するだけじゃない!炊飯器の活用方法

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「炊飯器=白米を炊くだけ」という時代は終わりました。最新の炊飯器は、“煮る・蒸す・焼く”といった調理法もこなす、立派な“万能クッカー”なのです。この章では、炊飯器で作れる料理の一例をご紹介しましょう。

①カレー・シチュー

具材と水、ルウを入れて「煮込みモード」に設定するだけ。火加減の心配がなく、焦げ付きも少ないため、初心者でも安心して調理できます。

②ケーキ・パン

一部の機種には「ケーキモード」や「パン発酵モード」が搭載されています。炊飯器内の均一な加熱を活かし、しっとり仕上がるスポンジケーキやふわふわのパンもお手のもの。

③蒸し料理

スチームモードや蒸しトレイを活用すれば、茶碗蒸しや焼売、蒸し野菜まで手軽にできます。ダイエット中の方にも嬉しい調理法です。

④おかずの同時調理

ごはんの上にアルミホイルで包んだ食材を乗せれば、「同時調理」も可能。忙しい朝でも、炊飯ついでに主菜や副菜が一気に完成します。

3. 炊飯器を選ぶこだわりポイント5選

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炊飯器の種類や価格帯は非常に幅広く、1万円以下のシンプルなモデルから、10万円を超えるハイスペック機種までさまざまです。ここでは、失敗しない炊飯器選びのための「こだわりポイント」を5つに絞ってご紹介します。

① 炊飯方式(マイコン/IH/圧力IH/スチーム)

炊飯器の加熱方式は、おいしさと価格に直結します。

マイコン式: 安価でコンパクト。保温中心や一人暮らし向け。

IH式: 底面から全体を加熱。ふっくら炊けてコスパ良し。

圧力IH式: 最もおいしく炊けるが高価。家族向けやごはん重視派に。

スチーム加熱: 保温中の乾燥防止や旨味アップに効果。

② 内釜の素材と厚み

内釜は熱伝導と保温力に関係し、ごはんの味を大きく左右します。

土鍋釜/鉄釜/銅釜:高級機種に多く使用。ごはんの甘みを引き出します。

厚みのある多層構造:ムラなく熱を伝えるのが特徴。

③ 炊飯容量と家族構成

1〜2人暮らしなら3合炊きで十分ですが、4人家族以上なら5.5合以上が安心。「食べきり派」か「まとめ炊き派」かによっても最適な容量が異なります。

④ お手入れのしやすさ

内ぶたや蒸気口の取り外しが簡単で、食洗機対応のモデルも増えています。「洗いやすい=毎日使いやすい」ことをお忘れなく。

⑤ 便利機能と価格のバランス

スマホ連携や保温性能など、あると嬉しい機能は多いですが、すべてが必要とは限りません。自分に必要な機能に絞ることで、コストを抑えながら満足度の高いモデルを選ぶことができます。

4. おすすめの炊飯器5選

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ここからは、筆者が厳選した人気の炊飯器を5つご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、ライフスタイルに合わせて選んでみてください。

① 象印「炎舞炊き NW-FA10」

象印のフラッグシップモデル「炎舞炊き」は、同社独自の「ローテーションIH構造」によって、内釜の上下左右から激しい炎のように加熱を行う高火力炊飯が特長です。6つのIHヒーターを個別に制御し、対流を生み出すように火力が動くことで、釜内の温度ムラを抑えながら、しっかりと粒立ちしたごはんを実現します。内釜には「鉄–くろがね仕込み豪炎かまど釜」を採用し、鉄・アルミ・ステンレスを多層に重ねた構造で熱伝導率・蓄熱性を両立。さらに、121通りの炊き方からユーザーの好みに合わせて自動調整する「わが家炊き」機能も搭載されており、家族それぞれの理想の炊き加減にきっと出会えるはず。おいしいごはんを追求する方にこそおすすめの一台です。

② タイガー「土鍋ご泡火炊き JPL-G100」

タイガー魔法瓶が誇る高級モデル「ご泡火炊き」は、本物の土鍋を使用した“炊き技”が光る逸品です。伝統工芸「三重県四日市萬古焼」を使った内釜は、土鍋特有の遠赤外線効果で、米の芯からしっかり加熱し、まろやかで甘みのあるごはんに炊き上がります。さらに沸騰時に細かく出る“泡”が米粒を包み、割れや潰れを防いで、ふっくらとした仕上がりをサポート。火力制御にもこだわっており、約300℃の高温加熱を実現する「高火力ご泡火炊き」が、まるで土鍋で炊いたかのような香ばしさを演出します。お米の風味を最大限に引き出す、こだわり派の方にぴったりです。手入れも考慮されており、土鍋釜は汚れがつきにくく、サッと洗えるのもポイントです。

③ パナソニック「Wおどり炊き SR-VSX101」

パナソニックの炊飯器の中でも人気の高い「Wおどり炊き」は、2種類の異なる加熱動作を組み合わせることで、米を舞い踊らせるように炊き上げる独自技術が魅力です。可変圧力による加圧と減圧の繰り返しで米を激しく対流させ、「甘み」と「粘り」のバランスを整えます。また、炊飯中に釜の底と側面を断続的に高温加熱することで、ムラのないふっくらとした仕上がりを実現。銘柄炊き分けや冷凍用炊飯モードも搭載されており、用途や好みに応じた炊き分けが簡単にできます。スマホアプリとの連携もあり、遠隔操作やレシピの提案も便利。食感にとことんこだわりたい方、複数の炊き方を使い分けたいご家庭に最適です。

④ 日立「ふっくら御膳 RZ-W100EM」

日立の「ふっくら御膳」は、真空吸水と圧力IHを組み合わせることで、ごはんのふっくら感と甘さを引き出す技術に定評があります。炊飯前に内釜の中を真空状態にして、米の芯までしっかり吸水させる「真空浸し」によって、短時間でも高い浸透力を実現。その後、圧力をかけながら一気に高温加熱することで、粒立ちの良い、ツヤと弾力のあるごはんに炊き上がります。保温性能も高く、「スチーム保温」機能により、長時間経ってもごはんがパサつきません。また、液晶画面で操作が直感的に行えるため、家電操作が苦手な方にも優しい設計となっています。コンパクトながら高性能な炊飯器を求める方におすすめです。

⑤ バーミキュラ「ライスポット ミニ RP19A」

無水調理鍋で有名なバーミキュラが開発したライスポットは、IHヒーターと鋳物ホーロー鍋を一体化させたユニークな炊飯器です。直火のような火加減制御が特徴で、ふっくらと香ばしいごはんに仕上がります。特にミニサイズの「ライスポット ミニ」は1~3合炊きとコンパクトで、1人暮らしや少人数の家庭にぴったり。炊飯以外にも、無水カレー、煮込み料理、低温調理など多彩なレシピに対応しており、まさに“鍋”としても使える一石二鳥の存在です。デザイン性の高さからインテリアにもなじみ、キッチンに置いておくだけで気分が上がります。とことん美味しさにこだわり、シンプルライフを楽しみたい人におすすめです。

5. まとめ

炊飯器は、今や「炊飯家電」から「食卓の演出者」へと進化しています。ごはんの味にこだわる人も、時短調理を求める人も、自分に合った炊飯器を選ぶことで、毎日の食生活の質をぐっと高めることができるのです。

炊飯器選びでは、「価格」や「ブランド」だけで判断するのではなく、自分のライフスタイルに合った機能や使い勝手に注目することが大切です。たとえば、炊飯量が多い家庭なら保温性能が重要ですし、共働き家庭ならタイマーやスマホ連携が役立ちます。また、お米の食感にこだわる方は加熱方式や内釜の素材に目を向けるべきでしょう。さらに、毎日使うものだからこそ、手入れのしやすさやメニューの分かりやすさといった“使い勝手”も見逃せません。機能が多くても、操作が複雑すぎて使わなくなってしまっては本末転倒です。「必要なものを、必要な分だけ」選び抜く姿勢が、満足感の高い買い物につながるのです。

「ごはんが変われば、暮らしも変わる」。この記事が、あなたの理想の一台に出会うヒントになれば幸いです。ぜひ、今のあなたの暮らしと、これからの食卓の在り方を思い描きながら、ぴったりの炊飯器を見つけてください。

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