公開日:2025.08.03
骨伝導イヤホンを選ぶ!こだわりポイント5選+おすすめ製品5品

音楽を聴く、通話をする、ワークアウトの最中に使う──私たちは日常のさまざまな場面でイヤホンを使用しています。その中で今、注目を集めているのが「骨伝導イヤホン」です。
従来の「耳に入れる」イヤホンとは異なり、「骨を振動させて音を聴く」という全く新しいアプローチで、近年急速に市場を拡大しています。耳をふさがない構造は、快適性や安全性を重視する人々に支持され、ランナーや自転車利用者、テレワークユーザーなど、多彩なニーズに対応しています。
本記事では、骨伝導イヤホンの基本から、選び方のポイント、さらにおすすめの人気製品を5つに絞ってご紹介いたします。「どれを選べばいいか分からない」「耳を塞がないイヤホンに興味はあるけれど、実際のところどうなの?」という方に向けて、実用的な情報を盛り込みました。
1.骨伝導イヤホンとは?

骨伝導イヤホンとは、音の伝達方式が「骨伝導=Bone Conduction」であるイヤホンです。通常のイヤホンは、音波を空気の振動として鼓膜に伝え、それを脳で音として認識します。一方、骨伝導イヤホンは、頬骨やこめかみなどの骨を通して、振動を直接内耳(蝸牛)に届けるため、鼓膜を使わずに音を感じることができます。
この技術自体は新しいものではなく、補聴器や軍用通信機器で長年使われてきました。しかし、技術革新や小型化によって、ようやく一般消費者向けに実用化され、現在では多数のメーカーが骨伝導イヤホンをリリースしています。
骨伝導イヤホンは、一般的に耳の前の頬骨部分にスピーカー(振動ユニット)をあてて装着します。多くは「ネックバンド型」で、後頭部にバンドが回るスタイルになっており、軽量でズレにくい構造です。装着時には耳を完全に開放したまま使えるため、耳への負担がなく、衛生的で蒸れにくいという利点があります。
2.骨伝導イヤホンのメリットとデメリット

ここでは、実際に骨伝導イヤホンを使って感じる主なメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
【メリット】
① 耳を塞がないので快適
骨伝導イヤホン最大の利点は、耳をふさがない開放感です。外耳道が圧迫されず、イヤホン装着による耳の痛み、かゆみ、蒸れなどを感じにくくなります。耳のトラブルが起きやすい人にとっては、まさに救世主的な存在です。
② 周囲の音が聞こえる=安全性
ジョギングや自転車走行中に使う場合、周囲の音が聞こえないことは大きなリスクになります。骨伝導イヤホンなら、自動車の接近や人の呼びかけに気づきやすく、安全性を確保できます。とくに子どもや高齢者の利用でも安心です。
③ 鼓膜への負担が少ない
鼓膜を使わずに音が届くため、長時間使用しても聴覚への負担が軽減されると言われています。耳の構造に異常がある方や、聴覚過敏の傾向がある方にも、選ばれるケースが増えています。
④ 耳栓やヘルメットと併用可能
工場や建設現場などで、耳栓や防音ヘッドギアを装着しながら通信を行いたい場合、通常のイヤホンでは対応できません。しかし骨伝導なら、耳をふさがないため同時装着が可能です。プロユースにも強い味方です。
【デメリット】
① 音漏れしやすい
骨伝導イヤホンの宿命ともいえるのが「音漏れ」です。特に音量を上げた場合、周囲に音が聞こえてしまうことがあり、静かな図書館やオフィスでは注意が必要です。近年は音漏れ防止技術も進化していますが、完全に無音にすることは難しいといえます。
② 低音の迫力に欠ける
一般的なイヤホンと比べて、重低音の再現性がやや劣る点は否めません。骨伝導は骨の振動により中高音域はクリアに聞こえる一方、重低音の響きが物足りなく感じることがあります。
③ 装着に個人差がある
骨の形や顔の輪郭によって、フィット感や音の聞こえ方に差が出ることも。特に高い音や音圧が骨にしっかり伝わらないと、音量が物足りなく感じることもあるため、できれば購入前に試着しておきたいところです。
3.骨伝導イヤホンを選ぶこだわりポイント5選

骨伝導イヤホンは、単なる「耳をふさがないイヤホン」ではありません。使うシーンや目的によって、選ぶべきポイントが大きく変わります。ここでは、購入時に注目したい5つのこだわりポイントをご紹介します。
① 音質の進化と中高音のクリアさ
骨伝導技術も年々進化しており、特に最近のハイエンドモデルでは低音の厚みや音場の広がりも意識されています。中高音の明瞭さはもちろん、独自チップやデジタル補正技術によって、音楽鑑賞にも耐えうるレベルに達しています。
② フィット感とズレにくさ
骨伝導イヤホンは、骨への密着度が音質に直結します。頭を動かしてもズレない設計、軽量で疲れにくい素材(チタンやシリコン)を使っているかどうかが重要です。重すぎると首や耳周りが疲れやすくなります。
③ 防水・防塵性能(IP規格)
スポーツ用途や急な雨、汗をかく場面を考慮すると、防水・防塵性能は欠かせません。IPX5以上が日常使いの目安で、スイマー向けにはIPX8、アウトドア重視ならIP68を推奨します。
④ バッテリー性能と急速充電
8時間以上の連続使用ができるかどうかは重要な指標です。加えて、10分充電で1時間使用可能な急速充電機能があると、出先でも安心して使えます。スタンバイ時間やバッテリー劣化の評価も要チェックです。
⑤ マイク性能とノイズ対策
テレワークや通話中心で使いたい方には、マイクの品質とノイズ抑制機能が鍵となります。通話時に風切り音や環境音を抑え、相手に声をはっきり届ける「デュアルマイク+ENC機能」があるモデルがおすすめです。
4.おすすめの骨伝導イヤホン製品5選

それでは、信頼性の高い人気モデルの中から、厳選した5つの製品をご紹介します。どれもユーザー満足度が高く、安心して使用できるモデルばかりです。
1. 【Shokz(ショックス) OpenRun Pro】
メーカー: Shokz(旧AfterShokz)
特徴:プレミアムPitch 2.0+技術で低音向上/急速充電対応/IP55防水/チタンフレーム/軽量設計(29g)
連続再生時間:最大10時間
価格帯:約24,000円(税込)
おすすめポイント:
Shokz OpenRun Proは、骨伝導イヤホンの分野で最も評価の高いフラッグシップモデルのひとつです。最大の特長は、従来の骨伝導イヤホンが苦手としていた低音再生に対応している点です。Shokz独自のプレミアムPitch 2.0+テクノロジーによって、豊かで厚みのある音質を実現しており、骨伝導でもここまで音楽が楽しめるのかと驚かされます。特にロックやポップス、EDMなど低音の迫力が欲しい楽曲でも満足のいくリスニングが可能です。また、29gと非常に軽量で、長時間の使用でも疲れにくく、耳や首への負担がほとんどありません。IP55の防水性能を備えているため、ランニングやジムなど汗をかくシーンでも安心です。急速充電にも対応しており、5分の充電で約90分使用できる点も、日常の忙しいスケジュールの中で重宝するでしょう。快適性・音質・バッテリー・防水性など、あらゆる面でバランスの取れたモデルで、初めて骨伝導イヤホンを試す方から、既に利用経験のある方の買い替えにもおすすめできる一台です。
2.【HAYLOU(ハイロー) PurFree BC01】
メーカー:HAYLOU(Xiaomi系列)
特徴:高コスパ/軽量設計/IP67防水/Bluetooth 5.2/ノイズ抑制マイク
連続再生時間:最大8時間
価格帯:約10,000円前後
おすすめポイント:
HAYLOU PurFree BC01は、1万円前後というリーズナブルな価格ながら、高品質な骨伝導イヤホンとして高い評価を得ているモデルです。最大の魅力はそのコストパフォーマンスで、Bluetooth 5.2による安定した接続性に加えて、IP67という高い防水防塵性能を備えており、ランニングやアウトドア、ちょっとした雨天時の使用でも問題なく使用できます。本体はチタン合金フレームを採用しており、しなやかで軽量、かつ長時間装着しても違和感が少ない設計になっています。音質についても、骨伝導イヤホン特有の中高音のクリアさはしっかり保たれており、音楽鑑賞から通話まで幅広く対応可能です。内蔵マイクはノイズリダクション機能付きで、テレワークや電話会議でも声を明瞭に届けられます。初めて骨伝導イヤホンを試してみたいけれど、価格を抑えたいという方にとって、性能と価格のバランスが非常に優れた製品と言えるでしょう。エントリーモデルとして最適な一台です。
3.【Naenka(ナエンカ) Runner Diver】
メーカー:Naenka(ナエンカ)
特徴:IPX8完全防水/水中再生可/32GBメモリ内蔵/MP3・Bluetooth両対応
連続再生時間:約10時間(MP3モード)
価格帯:約13,000円(税込)
おすすめポイントNaenka Runner Diverは、完全防水仕様(IPX8)と内蔵メモリを併せ持つ、スポーツやアウトドアユーザー向けの骨伝導イヤホンです。最大の特長は、BluetoothだけでなくMP3プレーヤーとしても独立して使用できる点にあります。これにより、水泳中などBluetooth接続が難しいシーンでも、32GBのストレージに保存した音楽を直接再生可能です。イヤホン自体も水に完全対応しており、プールや海辺でのトレーニングでも安心して使えます。また、耳をふさがない構造に加えて水中でもフィット感を保つ設計となっており、装着中にズレにくいのも大きな魅力です。音質は中高音域がクリアで、特に語学学習やナレーション系の音声との相性が抜群です。ワークアウトの多い方や、スマホなしで音楽を楽しみたい方には非常におすすめできるモデルです。
4.【Mojawa(モジャワ) Run Plus】
メーカー:Mojawa(モジャワ・アメリカ)
特徴:IP68防水/32GBメモリ内蔵/高音質設計/8時間再生/低音強化技術搭載
連続再生時間:最大8時間
価格帯:約22,000円(税込)
おすすめポイント:
Mojawa Run Plusは、スポーツと音楽の両立を重視した設計が魅力の骨伝導イヤホンです。最大の特長は、IP68という高い防水防塵性能と、32GBの内蔵メモリによる単体再生機能です。Bluetooth接続不要で音楽を楽しめるため、スマホを持たずにランニングやトレーニングを行いたい方にとって理想的な一台となります。特筆すべきは音質へのこだわりで、Mojawa独自の低音強化技術を搭載しており、骨伝導ながらもビートの効いた音楽をしっかり楽しめます。加えて、装着感にも工夫がなされており、軽量チタン素材と肌触りの良いシリコン加工によって、長時間の使用でも快適さを保てます。アクティブなライフスタイルを送りながらも、音質にも妥協したくないという方におすすめの製品です。
5.【Anker(アンカー) Soundcore AeroFit Pro】
メーカー:Anker(アンカー・日本市場でも人気)
特徴:ハイブリッド型骨伝導/IPX5防水/最大14時間再生/イヤーフック+ネックバンド構造
連続再生時間:最大14時間
価格帯:約15,000円(税込)
おすすめポイント:
AnkerSoundcore AeroFitProは、骨伝導技術と空気伝導型の中間的構造を取り入れた、いわば“ハイブリッド骨伝導イヤホン”です。音の振動を骨だけでなく耳周辺の空気を通じて伝えることで、従来の骨伝導よりも音の広がりと自然さが向上している点が大きな特長です。最大14時間というロングバッテリーを誇り、日中の外出や出張時でも安心して使えます。また、IPX5の防水性能に加え、しっかり耳に固定できるイヤーフックと、首にかけるネックバンド構造により、激しい動きのあるスポーツシーンでもズレにくいのが特徴です。Anker独自のBassUp技術も搭載されており、重低音を補強して音楽に没入しやすい仕様となっています。普段の通勤・通学からワークアウト、テレワークまで、オールラウンドで使える1台です。
5.まとめ
骨伝導イヤホンは、「音を骨で聴く」というまったく新しい体験を提供してくれる、未来志向のデバイスです。耳へのやさしさ、安全性、快適さを求める現代のニーズにマッチし、多くのユーザーの生活を変えつつあります。
自分のライフスタイルに合った製品を選ぶことが、骨伝導イヤホンを最大限に活用する鍵です。スポーツで使いたい方は防水性とフィット感を、音楽を楽しみたい方は音質と低音強化を、通話メインの方はマイク性能を重視して選びましょう。
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