公開日:2023.11.26 最終更新日:2023.11.27
コインの取り扱い方って知っていますか?知っておきたいコインの取り扱いテクニック
突然ですが、みなさんは不要になったコインや古銭の売却をしたことがありますか。古銭は、1枚が高額になることもあれば、まとめて何百枚売却することで、高額の価値が出ることもあります。特に1枚の場合は、簡単に持ち込んで、売却をすることができますが、コインが数百枚や数千枚などになると重量も重くなりますし、簡単にショップに持ち込むのも難しいです。
そもそも、コインや古銭が高額の価値になるなんて、どれだけの人が知っているでしょうか。そこで今回は、コインや古銭の買い取りや取り扱いについて、詳しくご紹介します。
1.コインや古銭の中には価値のあるものもある
世の中には「プレミア硬貨」と呼ばれ、額面以上の価格で買い取ってもらえる効果が存在します。額面以上の価値が、なんらかの理由によって生じた結果、額面以上に価値の上がった硬貨は別名「レア硬貨」とも呼ばれ、硬貨収集家の間で売買されることになり、価値の高いものは額面を超える高値で取引されることもあるのです。
例えば、平成23/24/25年の一円玉や、同じく平成28/29/30年の一円玉は、実はかなり価値のあるプレミア硬貨です。実はこれらの年代の一円玉は、製造枚数が少ないためとても稀少価値があります。特に平成23年以降に進んだ「キャッシュレス化」や、消費税の税率変更による影響があって1円玉の製造枚数が大幅に減少したのです。特に平成の終わりには、消費税率の変更によって1円玉の需要が一気に増えたことで、一時的に製造枚数は増えたものの、令和に入ってからは減少の一途をたどっているため、今後も1円玉がプレミア硬貨として取引されることが期待されています。
また、意外なところでは昭和61年後期に製造された10円玉もプレミア硬貨です。実は、翌年の昭和62年に製造される予定だった新デザインの10円玉が、原因不明のミスによって昭和61年後期にわずかに製造されたため、該当するデザインの10円玉がかなりの価値になっています。10円玉と言えばふちにギザギザのある「ギザ10」も有名ですが、これはまだ流通している数量が多いため、よほどの美品でなければプレミア硬貨には該当しません。
2.コインや古銭を美品にするには「磨く」のみ
コインや古銭をプレミア硬貨にするには、できる限り美品にすることが重要です。かといっても、多くの人々の手を渡り歩いてきたコインはかなり汚れていますし、磨き方を間違えればコインに傷がついてしまうので、できる限り丁寧に扱いたいものです。そこで、この章ではコインや古銭を美品にするときに気を付けたいことをいくつかご紹介します。
①金貨の正しい磨き方
金貨の材料である「金」は、数ある金属の中でも非常に硬度が低く、摩耗しやすい素材であるため、磨くと必ず傷がついてしまいます。その代わり、金は化学的に安定した素材なので、腐食してしまうことや錆びてしまうことは基本的にありませんから、手垢程度の汚れであれば、目の細かい布を使い、優しく拭きとる程度で問題ありません。
②銀貨の正しい磨き方
銀貨は、歯磨き粉を使って磨くとその輝きが戻るとされています。歯磨き粉を歯ブラシに付けます、歯ブラシで銀貨を丁寧に磨いたあと、最後に水で洗い流せば洗浄完了です。歯磨き粉には研磨作用があるので、こびりついた汚れをきれいに落とすことができます。歯磨き粉では落としきれない汚れがある場合は、研磨剤が含まれているクレンザーを使って磨くと同じ効果が得られますが、クレンザーの種類によっては、粗目の研磨剤が含まれている場合があるため、強く擦りすぎてしまうと、キズがついてしまう危険性があることは注意が必要です。
③銅貨の正しい磨き方
銅貨は比較的簡単に洗浄できる材質なので、一般住宅にあるアイテムで洗えます。例えば酢やレモン汁、ソースなどの酸性調味料に浸して数分置いた後、表面を軽くこすると汚れが取れます。また、酸性調味料以外にも塩やクエン酸、酸性の家庭用洗剤、重曹などに浸してから磨く方法も有効です。よくトイレ用の酸性洗剤を付けるとすぐにピカピカすると言われますが、確かにピカピカはするものの、汚れの落ちた廃液には銅やクロムなどの金属成分が溶融しているので、排水として流すと配管のトラブルにつながりますので、お勧めできません。
④ニッケルの正しい磨き方
100円や500円、50円などにはニッケルが多く含まれています。ニッケルが使われている硬貨をきれいにするときは、重曹や研磨剤入りクレンザーなどの粉末クリーナーを使って洗いましょう。やり方はいたって簡単で、重曹を水で溶かし、浸してこすることで汚れを取ることができます。
⑤アルミの正しい磨き方
アルミの硬貨と言えば「1円」が代表的ですが、1円をはじめとしたアルミニウム硬貨を洗浄したい場合には、酸性の洗浄剤などは避け、研磨剤入りクリームや歯磨き粉などを使って磨きます。光沢が出るまでピカピカにするのは難しいですが、ある程度の汚れであれば研磨剤入りクリームで充分汚れが落とせます。
⑥紙幣の扱い方
せっかくなので「紙幣」についてもお話します。汚れの染み付いた紙幣はどうやってもきれいにはなりませんので、手を加えない方がいいです。しわを伸ばしたい場合は、水をかけてからアイロンを使って、あて布をしたうえで、低温でゆっくりと伸ばしていきましょう。ただし、温度を間違えると破損が生じてしまうので、あまりお勧めはできません。
3.コインを磨く場合の注意点
この章では、コインを磨く場合の注意点についてもあわせて説明しておきます。意図的ではないにしても、貨幣を破損してしまうと法律で罰せられることもあるので、注意して手入れをされることをお勧めします。
①素材に合った洗剤を使う
コインの材質には、さまざまな種類があるため、必ず素材に合った洗剤を使って磨くようにしましょう。もし、素材に合わない洗剤で磨いてしまうと、コインの色が変色してしまったり、コインそのものが変形してしまったりする恐れがあるので絶対に注意しましょう。変色したり変形したりしてしまうと、コインの価値がなくなり、売買どころではなくなります。
②慎重に磨く
コインによっては、磨いた時に傷がつきやすいものもあります。基本的には磨く前に洗剤等の入った水につけておくなどして、汚れを浮かせるように心がけましょう。それでも落ちない汚れがある場合は、目の細かい布で軽く拭く程度に留めておくのがいいでしょう。
③専用ケースに入れて保管する
コインは空気に触れていると酸化し、劣化してしまうことがあります。劣化してしまうとコインの見た目が悪くなりますし、価値も下がります。現在は、コイン専用ケースが100円ショップなどで販売されているので、価値のあるコインや古銭はコイン専用ケースに入れて保管しておくことをお勧めします。
あと、コインを専用ケースに入れて終わりにするのではなく、取り出して目の細かいクロスで磨くなど、定期的に手入れをすることもおすすめです。
④専門家に扱いを聞く
古物商やコイン商などには、目利きのできるスタッフが存在します。それらのスタッフの方に、手入れの方法を確認するのもいいでしょう。その時、そのコインなどの価値を合わせて教えてもらえるので、一石二鳥になるのではないでしょうか。最近では、リサイクルショップでも専門知識を持ったスタッフさんがいるところもあるので、まずはお近くのリサイクルショップに電話して尋ねてみることからはじめましょう。
4.コインの取り扱い方って知っていますか?知っておきたいコインの取り扱いテクニックまとめ
コインや古銭を正しく保管するには、できる限り素手で触らないことです。素手で触ることにより、皮脂が付着し、それが空気に触れて酸化することによって、コインや古銭の状態が悪くなる可能性があります。できる限りきれいな状態を保つためにも、手袋を着用するなどして、丁寧に取り扱うことをお勧めします。また、空気に触れる時間が長い場合も、コインや古銭の参加を招くので、コインアルバムや、コインホルダーなどの専用のケースに入れて保管し、酸化を防ぐようにしましょう。
あと、少しでも高くコインや古銭を買って欲しい時は、実績や専門的な知識のある業者に査定を依頼しましょう。なぜなら、一概に古銭やコインと言っても種類が多く、知識がないと価値の見極めが難しいからです。過去に古銭やコインの買い取り実績があったり、専門的な知識があったりする業者に査定を依頼する方が、正確な価値を見極められます。業者の実績や専門的な知識は、ホームページなどをみて情報収集をされることをお勧めします。
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